仮想通貨の口座開設は未成年でもできる?国内取引所の年齢条件

結局、仮想通貨は何歳から口座開設できるの?
国内の主な取引所はどこも18歳以上が条件になっています。
仮想通貨(暗号資産)の口座開設は、18歳未満の未成年だと国内の取引所ではできません。
金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者は、それぞれ利用規約や口座開設の案内で年齢の条件を決めています。
公式の案内で確認できた主な取引所の条件は、次のとおりです。
| 取引所 | 口座開設できる年齢 | 補足 |
|---|---|---|
| Coincheck | 18歳以上 | 18歳未満・75歳以上は登録不可 |
| SBI VCトレード | 成人(18歳以上) | 日本国内に住む人が対象 |
| Binance Japan | 満18歳以上 | 本人確認(eKYC)の審査あり |
| メルコイン | 18歳以上 | 18歳未満・75歳以上は利用不可 |
このように、主要な国内取引所はそろって18歳を下限にしています。
ここに載っていない取引所も、申し込む前に公式サイトの「口座開設の条件」や利用規約で年齢を必ず確かめてください。
2022年4月の成年年齢引き下げで18歳から開設できるようになった
2022年4月1日に民法が改正され、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
それまでは「20歳以上」を条件にしていた取引所が多く、18歳・19歳の人は口座を作れないのが普通でした。
改正後は18歳で成年になるため、多くの取引所が条件を「18歳以上」に改めています。
ただし、サービスの中身によっては今も20歳以上を条件にしているものがあります。
たとえば bitbank の信用取引(レバレッジをかけた取引)は満20歳からが対象です。
口座そのものは18歳で開けても、使える機能に年齢の差がある点は覚えておきましょう。
親権者の同意があっても18歳未満は開設できない理由
「親の同意書を出せば未成年でも可能では?」と考える人は多いのですが、国内の主な取引所は同意の有無に関係なく18歳未満を受け付けていません。
大きな理由は、未成年者が結んだ契約は後から取り消せるという民法のしくみにあります。
値動きの大きい暗号資産の取引で、損失が出たあとに契約を取り消されると、取引所側が大きな負担を背負うことになります。
そのため、取引所は親権者の同意を条件に例外を設けるより、一律で18歳未満を断る形にしているのです。
検索すると「親権者の同意があれば口座開設できる取引所がある」という古い情報が見つかることもあります。
制度や各社の条件は変わっているので、記事の日付が古い情報をうのみにせず、公式サイトの今の条件で判断してください。
18歳の高校生は口座開設できる?
18歳の誕生日を迎えていれば、高校生でも年齢の条件そのものは満たします。
Coincheck のように「18歳未満は不可」とだけ定めている取引所なら、18歳の高校生も申し込みの対象になります。
一方で、関連サービスの中には「18歳以上(高校生を除く)」と在学中の人を外しているものもあります。
たとえば bitFlyer のクレジットカードは、申し込み条件が「18歳以上(高校生を除く)」です。
口座の条件と、クレジットカードなど関連サービスの条件は別に決められていることがあるので、使いたい機能ごとに確認しましょう。
年齢条件のポイント
- 国内の主な取引所は18歳以上が口座開設の条件
- 親権者の同意があっても18歳未満は登録できない
- 18歳の高校生は年齢の条件を満たすが、関連サービスでは在学中を除く場合がある
- 信用取引など一部の機能は今も20歳以上が条件のことがある
仮想通貨の取引を未成年が始める前に知っておくべきリスク

親の口座を借りて取引するのはダメなの?
名義を借りる取引は規約違反になり、口座が止められるおそれがあります。
18歳まで待てずに、抜け道を探したくなる気持ちは分かります。
ですが、ここで紹介する方法はどれも、お金を失うだけでなく家族まで巻き込むリスクがあります。
親名義の口座を子どもが使うのは規約違反になりうる
暗号資産の口座は、本人確認を済ませた本人だけが使うことを前提に作られています。
親の名義で開いた口座を子どもが操作して取引するのは、名義貸しにあたり、多くの取引所の利用規約で禁止されています。
発覚すれば口座の利用停止や解約につながり、親が自分の資産を動かせなくなるおそれもあります。
また、取引で出た利益は口座名義人である親の所得として扱われるため、親の税金の申告にも影響します。
家族で仮想通貨に触れたいなら、親が自分の判断で取引する様子を一緒に見て学ぶ、という形にとどめましょう。
年齢を偽って登録すると口座凍結の対象になる
口座開設では、運転免許証やマイナンバーカードなどで本人確認を行います。
生年月日は書類と照らし合わせて確認されるので、年齢を偽って申し込んでも審査で弾かれるのがふつうです。
仮に通ってしまっても、虚偽の申告が分かった時点で口座が凍結され、入金したお金をすぐに引き出せなくなることがあります。
「少しくらいなら」と考えず、18歳になるまで待つのがいちばん確実です。
海外取引所なら未成年でも口座開設できる?
SNSや動画で「海外の取引所なら年齢確認が甘い」と紹介されることがありますが、おすすめしません。
日本で暗号資産の交換業を行うには金融庁への登録が必要で、無登録の海外業者には日本の利用者を守るしくみが届きません。
出金できなくなった・サービスが突然終わったといったトラブルでも、国内の取引所のような対応は期待できません。
利用規約で未成年の利用を禁じている海外業者も多く、規約に反した口座は出金時に止められることがあります。
初めての口座は、金融庁に登録された国内の取引所で作るようにしましょう。
「未成年でも稼げる」という勧誘に注意
若い世代を狙って、SNSで「仮想通貨で簡単に稼げる」「代わりに運用してあげる」と声をかける手口があります。
お金を先に送らせて連絡が取れなくなる、知らない人に口座を作らせて犯罪に使う、といった被害が報告されています。
こんな誘いは断る
- 「必ずもうかる」「元本保証」とうたっている
- 知らない人が代わりに運用すると言ってくる
- 口座を作ってログイン情報を教えてほしいと頼まれる
- 友達を紹介すると報酬が出ると勧められる
少しでもおかしいと感じたら、お金を送る前に家族や学校の先生に相談してください。
未成年のうちに仮想通貨の基礎を学んでおく方法

18歳になるまで何もできないってこと?
口座が無くても、値動きの見方やしくみはいまから学べますよ。
口座開設はできなくても、知識を身につける時間として使えば、18歳になったときに迷わず始められます。
優先して取り組みたい順に、学び方を紹介します。
値動きを毎日チェックして感覚をつかむ重要度:★★★★★
ビットコインやイーサリアムの価格は、ニュースサイトや価格比較サイトで誰でも無料で見られます。
1日のうちにどれくらい上下するのか、大きなニュースが出たときにどう動くのかを観察してみましょう。
たとえば「1週間で10%以上動くことも珍しくない」と実感できれば、いきなり大きな金額を入れる怖さが分かります。
ノートやスマホのメモに、気になった日の価格と出来事を書き残しておくのもおすすめです。
基本用語を覚えておく重要度:★★★★☆
口座を開いたあとに戸惑いやすいのが、取引画面に並ぶ用語です。
最初に覚えたい用語
- 販売所:取引所を相手に、提示された価格で売り買いする場所
- 取引所:利用者どうしが板で注文を出し合って売り買いする場所
- スプレッド:買う価格と売る価格の差。販売所では実質的なコストになる
- ウォレット:暗号資産を保管するための財布のようなしくみ
- 2段階認証:パスワードに加えて確認コードを入れる、不正ログイン対策
特に「販売所と取引所の違い」と「スプレッド」は、手数料に直結するので早めに理解しておきましょう。
税金のしくみを知っておく重要度:★★★☆☆
仮想通貨の利益は、原則として雑所得として扱われ、一定の額を超えると確定申告が必要になります。
学生のうちに利益が出ると、親の扶養から外れて家族の税金が増える場合もあります。
具体的な金額の基準は年によって変わることがあるので、始める前に国税庁のページで最新の情報を確認しておきましょう。
家族と話し合っておく重要度:★★★☆☆
18歳になれば親の同意は不要ですが、実家暮らしや扶養に入っている人は、家族に一言伝えておくと安心です。
「いくらまでなら使っていいか」「損をしたらどうするか」を先に決めておけば、値下がりしたときも冷静でいられます。
仮想通貨の口座開設に必要なもの:18歳になったら提出する書類

18歳になったら、口座開設に何を用意すればいいの?
本人確認書類と本人名義の銀行口座、スマホがあれば始められます。
国内取引所の口座開設は、スマホから申し込めば書類の郵送もなく進められるのが一般的です。
申し込みの途中で止まらないよう、必要なものを先にそろえておきましょう。
| 必要なもの | 使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| メールアドレス | アカウント登録 | 普段見るアドレスを使う |
| スマートフォン | 電話番号認証・本人確認 | SMSを受け取れる番号が必要 |
| 本人確認書類 | 年齢・住所の確認 | 現住所が書かれた原本 |
| マイナンバー | 税務上の届け出 | カードか通知カード等で提出 |
| 本人名義の銀行口座 | 日本円の入金・出金 | 親名義の口座は使えない |
本人確認書類はマイナンバーカードか運転免許証が確実
本人確認書類として広く使えるのは、マイナンバーカードと運転免許証です。
18歳になったばかりの人は運転免許証を持っていないことも多いので、マイナンバーカードを先に作っておくと手続きがスムーズです。
取引所によっては、健康保険証やパスポートが使えないことがあります。
たとえば SBI VCトレードのスマホでの本人確認は、運転免許証・マイナンバーカード・在留カード等が対象で、健康保険証・パスポートは使えません。
マイナンバーカードは申請から受け取りまで1か月ほどかかることもあるので、18歳の誕生日より前に準備を始めておくと安心です。
本人名義の銀行口座を用意する
取引所への入金と、売って得た日本円の出金には、本人名義の銀行口座が必要です。
親名義の口座から入金したり、親の口座へ出金したりすることはできません。
子どものころに親が作った口座がある場合は、通帳やキャッシュカード、ネットバンキングの使い方を自分で確認しておきましょう。
ネット銀行の口座があると、即時に入金できるクイック入金に対応していることが多く便利です。
口座開設の流れ
多くの国内取引所は、次の3ステップで口座開設が進みます。
口座開設の3ステップ
- STEP1 メールアドレスを登録:メールアドレスとパスワードを決めてアカウントを作る
- STEP2 基本情報の入力と本人確認:電話番号を認証し、氏名・住所・職業などを入力、スマホで本人確認書類と顔を撮影する
- STEP3 審査のあと取引開始:審査に通ると、メールで口座開設の完了が届く
SBI VCトレードのように、スマホで本人確認をすれば最短で当日に審査結果が届く取引所もあります。
職業の欄では、高校生・大学生なら「学生」を選びます。
収入や投資経験を聞かれたら、見栄を張らずにありのままを答えてください。
18歳から仮想通貨を始める人におすすめの国内取引所

18歳で最初に作るなら、どの取引所がおすすめなの?
少額で買えて画面が分かりやすい国内の取引所から選ぶと安心です。
初めての口座は、金融庁に登録された国内の取引所の中から、少ない金額で始められて操作に迷いにくいところを選びましょう。
学生のうちは使えるお金も限られるので、最低いくらから買えるかも大切な基準になります。
Coincheck(コインチェック):アプリで少額から買いやすい
Coincheck は、関東財務局長 第00014号の登録を受けた国内の暗号資産交換業者です。
販売所では円建てで500円相当額から購入できるので、お小遣いの範囲で試したい18歳にも向いています。
18歳未満・75歳以上は登録できないと明記されており、条件が分かりやすいのも安心できる点です。
Coincheckを選ぶ理由
- 販売所なら500円から購入できる
- 販売所と取引所の両方を使える
- 年齢条件が公式に明記されている
Coincheckの注意点
- 販売所はスプレッドが0.1〜5.0%かかる
- 一部の銘柄はスプレッドがさらに広い
SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード):各種手数料が無料
SBI VCトレードは、SBIグループの暗号資産交換業者です。
口座開設・口座管理・日本円の入出金・暗号資産の入出庫の手数料がかからないので、少額でやり取りしてもコストが気になりにくいです。
スマホで本人確認をすれば最短5分で申し込みが終わり、審査結果も最短で当日に届きます。
SBI VCトレードを選ぶ理由
- 入出金や入出庫の手数料が無料
- スマホで最短5分の申し込み
- 大手金融グループが運営
SBI VCトレードの注意点
- 日本円の入金はクイック入金のみ
- 健康保険証・パスポートは本人確認に使えない
メルコイン:メルカリアプリの中で始められる
メルコインは、メルカリの子会社が運営する暗号資産の売買サービスです。
メルカリアプリの中で取引でき、利用者の約9割が暗号資産の取引は初めてという、初心者が中心のサービスです。
普段からメルカリを使っている18歳なら、新しいアプリを入れずに始められます。
メルコインを選ぶ理由
- メルカリアプリの中で取引できる
- 利用者の多くが取引未経験から始めている
メルコインの注意点
- 外部の取引所やウォレットへ送金できない
- 日本円の出金先はメルペイ残高のみ
Binance Japan(バイナンスジャパン):銘柄を広く見たい人向け
Binance Japan は、世界最大級の取引所グループが日本向けに運営する国内の暗号資産交換業者です。
口座開設の条件は日本国内に住む満18歳以上で、本人確認(eKYC)の審査に通る必要があります。
ビットコイン以外の銘柄にも興味が出てきたときに、2つ目の口座として検討するとよいでしょう。
仮想通貨の取引を18歳で始めるときの注意点

18歳で始めるとき、特に気をつけることはあるの?
少額で始めて、セキュリティ対策を最初に済ませましょう。
口座を開けたら、すぐに買いたくなるものです。
ですが、最初の数か月の過ごし方で、仮想通貨との付き合い方が大きく変わります。
なくなっても困らない少額から始める
暗号資産は価格の変動が大きく、短い期間で大きく値下がりすることもあります。
学費や生活費、アルバイト代のすべてを入れるのは避けてください。
まずは数千円など、ゼロになっても生活に影響しない金額で、買う・売るの操作に慣れるのがおすすめです。
毎月決まった額を少しずつ買う積立なら、買うタイミングに悩まずに済みます。
2段階認証を必ず設定する
口座を作ったら、最初に2段階認証を設定しましょう。
パスワードだけでは、使い回しや流出から不正ログインされる危険があります。
認証アプリやSMSでの確認コードを組み合わせれば、他人にログインされにくくなります。
パスワードや確認コードは、友達や家族であっても教えないでください。
手数料とスプレッドを確認してから買う
販売所で買うと、表示された買値と売値の差であるスプレッドが実質的なコストになります。
たとえば Coincheck の販売所は通常0.1〜5.0%で、少額の取引でも差し引かれる割合は同じです。
慣れてきたら、利用者どうしで売り買いする取引所(板取引)を使うと、コストを抑えられる場合があります。
利益が出たら税金の申告を忘れない
仮想通貨を売って利益が出た場合や、別の暗号資産と交換した場合は、所得として計算する必要があります。
学生でも、利益が一定の額を超えれば確定申告が必要になり、親の扶養から外れることもあります。
取引の履歴は取引所の画面からダウンロードできるので、年に1回は確認する習慣をつけましょう。
仮想通貨の未成年の口座開設に関するよくある質問
仮想通貨は何歳から口座開設できますか?
国内の主な取引所は18歳以上を条件にしています。Coincheck・SBI VCトレード・Binance Japan・メルコインはいずれも18歳以上が対象です。申し込む前に各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
親権者の同意があれば未成年でも口座開設できますか?
国内の主な取引所では、親権者の同意があっても18歳未満は口座開設できません。未成年者の契約は後から取り消せるしくみがあるため、取引所は一律で18歳未満を受け付けない形にしています。
16歳や17歳でも仮想通貨を買う方法はありますか?
本人名義で国内取引所の口座を開いて買う方法はありません。親の口座を借りる・年齢を偽るといった方法は規約違反になり、口座の凍結につながるおそれがあります。18歳までは値動きや用語を学ぶ期間にあてるのがおすすめです。
18歳の高校生でも口座開設できますか?
18歳の誕生日を迎えていれば、年齢の条件は満たします。ただし、クレジットカードなど関連サービスでは「高校生を除く」としているものもあるので、使いたい機能ごとに条件を確認してください。
口座開設に親の同意書や保護者の書類は必要ですか?
18歳以上は成年なので、親の同意書は不要です。必要なのは本人確認書類・マイナンバー・本人名義の銀行口座・スマートフォンなどで、すべて本人のものを用意します。
健康保険証で本人確認はできますか?
取引所によって異なります。たとえば SBI VCトレードのスマホでの本人確認では健康保険証は使えません。マイナンバーカードか運転免許証を用意しておくと、多くの取引所で手続きが進めやすくなります。
学生が仮想通貨で利益を出したら税金はかかりますか?
利益は原則として雑所得になり、一定の額を超えると確定申告が必要です。親の扶養から外れて家族の税金が増える場合もあるので、国税庁のページで最新の基準を確認し、必要なら家族と相談してください。
仮想通貨の未成年の口座開設まとめ
仮想通貨(暗号資産)の口座開設は、国内の主な取引所ではどこも18歳以上が条件です。
2022年4月の成年年齢引き下げで18歳から開設できるようになった一方、親権者の同意があっても18歳未満は登録できません。
親の口座を借りる、年齢を偽る、無登録の海外業者を使うといった抜け道は、口座の凍結や詐欺被害につながるので避けましょう。
未成年のうちは、価格の動きを観察したり、販売所と取引所の違いやスプレッドなどの用語、税金のしくみを学んだりする期間にあてるのがおすすめです。
18歳になったら、マイナンバーカードなどの本人確認書類と本人名義の銀行口座を用意すれば、スマホから最短当日に口座を開けます。
最初の1社には、500円から買えて年齢条件も明記されている Coincheck が始めやすい選択肢です。
なくなっても困らない少額から、2段階認証を済ませたうえで始めましょう。