仮想通貨の初心者におすすめの取引所ランキング9選

初心者におすすめの取引所はどこなの?
国内の登録業者9社を順番に見ていきましょう。
ここでは、金融庁に暗号資産交換業者として登録された国内の取引所から9社を選んで紹介します。
海外の取引所や海外FX業者は日本の登録を受けていないことが多く、トラブルが起きたときに日本の法律で守られにくいため、初心者の最初の1社からは外しました。
順位はサイト全体で使っている取引所としての総合的な評価にもとづくもので、上位ほど初心者向きという意味ではありません。
そのため各社の紹介では、初心者にとっての使いやすさと、申し込む前に知っておきたい注意点の両方を書いています。
まずは一覧表で、板取引(取引所形式)の有無や日本円の出金手数料、ビットコインなど暗号資産の送付の扱いを見比べてください。
| 取引所名 | 板取引 | 日本円の出金手数料 | 暗号資産の送付 | 少額で始める手段 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
Binance Japan |
あり | 銀行出金150円 | 国内の他社へは不可 | 積立(自動購入) | 66銘柄と取扱が多い | 公式サイトへ |
bitFlyer |
あり | 220〜770円 | BTCは0.0004 BTC | 買い物でBTCが貯まるカード | 知名度が高い定番 | 公式サイトへ |
SBI VCトレード |
あり | 無料 | 無料 | 最短5分で申込 | 無料の項目が多い | 公式サイトへ |
Coincheck |
あり(主要21銘柄は手数料無料) | 407円 | BTCは0.0005〜0.016 BTCの変動制 | 毎日つみたて1日約300円から | アプリが分かりやすい | 公式サイトへ |
bitbank |
あり | 550円・770円 | BTCは0.0006 BTC | 板で少額から注文 | 板取引のコストが低い | 公式サイトへ |
GMOコイン |
あり | 無料(大口は400円) | 無料 | つみたて500円から | 入出金と送付が無料 | 公式サイトへ |
楽天ウォレット |
なし(販売所) | 300円 | 出庫を一時停止中 | 楽天ポイント100ポイントから | ポイントで体験できる | 公式サイトへ |
メルコイン |
なし | 無料(メルペイ残高へ) | 入出庫は不可 | 1円から | メルカリの売上金で買える | 公式サイトへ |
OKJ |
あり | 400円から | 範囲内で自分で設定 | 積立1回1,000円から | 54ペアすべて対円 | 公式サイトへ |
※2026年8〜9月に各社の公式サイトで確認した内容です。条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでご確認ください。
1位|Binance Japan(バイナンスジャパン):銘柄の多さで選ぶ網羅型
いろいろな暗号資産を少しずつ試してみたい初心者には、取扱銘柄の多いBinance Japanが候補になります。
2026年8月21日時点の取扱は66銘柄で、そのうち日本円で直接取引できるペアは27銘柄です。
ビットコインやイーサリアムだけでなく、話題になった新しい銘柄にも国内の口座から手を伸ばしやすいのが強みです。
運営するBinance Japan株式会社は、関東財務局長 第00031号の暗号資産交換業者として登録されています。
世界最大級の取引所として知られるバイナンスの日本向けサービスですが、海外版とは別の会社・別のアカウントで、日本の法律のもとで運営されています。
口座開設は満18歳以上の日本居住者が対象で、マイナンバーカードや運転免許証を撮影し、顔の撮影とあわせて本人確認を行います。
審査の結果は通常48時間以内にメールで届くので、申し込んでから取引を始めるまでの見通しが立てやすいです。
日本円の入金は銀行振込のほか、PayPayからの入金にも対応しており、普段使っているアプリから資金を移せます。
一方で、日本国内のほかの取引所へは暗号資産を送れないという制限があります。
送金元と送金先の情報をやり取りする決まりの関係で、国内の他社への送付が受け付けられていないためです。
自分のウォレットなどへは送れますが、複数の取引所を使い分ける予定がある方は、2社目には送付の制限が無い取引所を選んでおくと困りません。
Binance Japanを選ぶ理由
- 取扱が66銘柄(2026年8月時点)と多い
- 日本円で直接買えるペアが27ある
- PayPayから日本円を入金できる
- 審査の結果が通常48時間以内に届く
申し込む前に知っておきたい点
- 国内のほかの取引所へは暗号資産を送れない
- 日本円の銀行出金に1回150円かかる
- 66銘柄すべてを日本円で買えるわけではない
- 海外版のバイナンスとは別のアカウントになる
2位|bitFlyer(ビットフライヤー):知名度で選ぶ定番型
名前を聞いたことがある取引所で安心して始めたい初心者には、bitFlyerが合っています。
国内でも特に知名度が高い取引所のひとつで、初めての1社として名前が挙がることの多い定番です。
日本円の入金方法は銀行振込、クイック入金、コンビニ入金の3つで、銀行振込ならbitFlyer側の手数料はかかりません。
すぐに残高へ反映させたいときのクイック入金と、コンビニ入金はどちらも1件330円です。
なお、ドコモSMTBネット銀行からのクイック入金は無料なので、この銀行の口座を持っている方は入金のコストを抑えられます。
ここで知っておきたいのが、クレジットカードで日本円を入金することはできないという点です。
まず日本円を入金し、その残高でビットコインなどを購入するという流れになります。
日本円の出金手数料は、三井住友銀行あてなら3万円未満で220円、3万円以上で440円です。
それ以外の銀行あては3万円未満で550円、3万円以上で770円なので、出金先の銀行によって差が出ます。
ビットコインを外部へ送るときの手数料は0.0004 BTCの固定です。
もうひとつの特徴が、提携しているbitFlyerクレカです。
普段の買い物でポイントの代わりにビットコインが貯まり、一般カードは年会費が永年無料で還元率は0.5%です。
自分でビットコインを買う前に、まずは買い物で少しずつ受け取って値動きに慣れるという始め方もできます。
bitFlyerを選ぶ理由
- 知名度が高く初めての1社に選ばれやすい
- 銀行振込なら入金の手数料がかからない
- 買い物でビットコインが貯まるカードがある
- ビットコインの送付手数料が0.0004 BTCで固定
申し込む前に知っておきたい点
- クレジットカードでの入金には対応していない
- クイック入金とコンビニ入金は1件330円
- 日本円の出金に220〜770円かかる
- カードの申込には先に口座開設が必要
3位|SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード):手数料無料の項目が多いSBIグループ型
細かい手数料で損をしたくない初心者には、無料の項目が多いSBI VCトレードが向いています。
口座開設や口座の管理費、日本円の入出金、暗号資産の入出庫は、いずれも無料と公式に案内されています。
出金のたびに数百円かかる取引所と比べると、少額で売買を繰り返す始めたての時期ほど差が大きくなります。
取引所(板取引)の手数料は、メイカーがマイナス0.01%、テイカーが0.05%です。
メイカーがマイナスというのは、板に注文を並べてそれが約定すると、手数料を払うのではなく受け取れるという意味です。
販売所の取引手数料も無料ですが、買値と売値の差であるスプレッドがかかる点は他社と同じです。
取扱は35銘柄(2026年9月時点)で、ネット証券で知られるSBIグループの会社という安心感もあります。
口座開設は最短5分で申し込めて、審査の結果は最短で当日にメールで届きます。
注意したいのは本人確認書類で、使えるのは運転免許証、マイナンバーカード、在留カードなどに限られます。
健康保険証やパスポートは本人確認に使えないので、申し込む前に手元の書類を確認してください。
また、日本円の入金はクイック入金のみで、銀行からの振込入金には対応していない点も覚えておきましょう。
SBI VCトレードを選ぶ理由
- 口座開設・入出金・入出庫がすべて無料
- 取引所のメイカー手数料がマイナス0.01%
- 最短5分で申し込める
- SBIグループの会社という安心感がある
申し込む前に知っておきたい点
- 健康保険証やパスポートは本人確認に使えない
- 日本円の入金はクイック入金のみ
- 販売所ではスプレッドがかかる
- 個人のレバレッジ取引は2倍まで
4位|Coincheck(コインチェック):アプリの分かりやすさで選ぶ手軽型
スマホで迷わず操作したい初心者には、アプリの分かりやすさで支持されているCoincheckがおすすめです。
公式は「アプリDL数No.1」を掲げており、アプリから口座開設、入金、購入までを一通り進められます。
販売所の取扱は35銘柄(2026年8月時点)で、取引所(板取引)では27銘柄を扱っています。
取引所ではビットコインなど主要21銘柄の売買手数料が無料なので、操作に慣れたら取引所を使うとコストを抑えられます。
一方で販売所には、手数料相当額として0.1〜5.0%(一部の銘柄は2.0〜6.5%)のスプレッドがかかります。
アプリの購入画面は分かりやすいぶん販売所を使いがちなので、この違いは知っておきたいところです。
コツコツ買いたい方には「Coincheckつみたて」があり、月1万円から、毎日つみたてなら1日約300円から自動で購入できます。
積立サービスの手数料は無料ですが、別に手数料相当額として0.1〜4.0%がかかります。
日本円の入金は銀行振込なら無料で、出金は1回407円です。
イーサリアムを持っているだけで報酬を受け取れるステーキングもあり、申し込みをしなくても自動で対象になります。
Coincheckを選ぶ理由
- アプリで口座開設から購入まで完結する
- 取引所の主要21銘柄は売買手数料が無料
- 毎日つみたてなら1日約300円から積み立てられる
- 銀行振込なら入金の手数料が無料
申し込む前に知っておきたい点
- 販売所は0.1〜5.0%のスプレッドがかかる
- 日本円の出金に407円かかる
- コンビニ入金とクイック入金は770円から
- 積立にも手数料相当額がかかる
5位|bitbank(ビットバンク):板取引でコストを抑える本格型
最初から売買のコストを意識して取引したい方には、板取引に強いbitbankが向いています。
板取引とは、ほかの利用者が出した売り注文と買い注文を見ながら、自分で価格を決めて売買する方法です。
bitbankの取引所では、ビットコインと日本円の取引でメイカー手数料が0.00%、テイカー手数料が0.10%です。
それ以外の通貨ペアはメイカーがマイナス0.02%なので、注文の出し方によっては手数料を受け取れます。
販売所のスプレッドを払わずに済むため、取引に慣れてくるほど違いが出てくる取引所です。
運営会社は関東財務局長 第00004号の登録業者で、口座の開設や維持にお金はかかりません。
日本円の入金は無料で、出金は3万円未満なら550円、3万円以上なら770円です。
ビットコインの送付手数料は0.0006 BTCで、受け取りは無料です。
口座開設の審査は1〜3営業日が目安で、混み合っていると1週間ほどかかることがあります。
板の画面は情報量が多いので、最初の1回は少額で注文の出し方を練習してみてください。
bitbankを選ぶ理由
- ビットコインのメイカー手数料が0.00%
- ほかのペアはメイカーで手数料を受け取れる
- 口座の開設と維持が無料
- 日本円の入金が無料
申し込む前に知っておきたい点
- 板の画面は最初は情報量が多く感じる
- 日本円の出金に550〜770円かかる
- 口座開設の審査に1〜3営業日かかる
- 信用取引は満20歳以上で別に審査がある
6位|GMOコイン(ジーエムオーコイン):入出金と送付の無料で選ぶ低コスト型
入金や出金、送金のたびに手数料を払いたくない方には、GMOコインが向いています。
即時入金、日本円の出金、暗号資産の送付がいずれも無料で、使い始めてから細かいコストに悩まされにくい作りです。
即時入金はゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行、三井住友銀行、楽天銀行など多くの金融機関に対応しています。
日本円の通常出金は1回10,000円以上から無料で行えます。
販売所の取引手数料は無料で、ビットコインは0.000001 BTCという小さな単位から買えます。
積立をしたい方には「つみたて暗号資産」があり、500円から自動で積み立てられます。
取引所(板取引)では、ビットコイン、イーサリアム、リップルのメイカー手数料がマイナス0.01%、テイカーが0.05%です。
FXの会社として知られるGMOインターネットグループの取引所で、FXで培った取引ツールを使えるのも特徴です。
注意したいのは、サービスごとに扱う銘柄の数が違うことです。
販売所、取引所、レバレッジ取引で買える銘柄がそれぞれ異なるので、買いたい銘柄がどのサービスにあるかを先に確かめておきましょう。
GMOコインを選ぶ理由
- 即時入金・出金・送付がいずれも無料
- 500円から積立ができる
- ビットコインを0.000001 BTCから買える
- 取引所のメイカー手数料がマイナス
申し込む前に知っておきたい点
- サービスごとに扱う銘柄の数が違う
- 日本円の通常出金は10,000円以上から
- 販売所ではスプレッドがかかる
- 暗号資産の送付には最小数量がある
7位|楽天ウォレット(ラクテンウォレット):楽天ポイントで始めるポイ活型
自分のお金を入れる前に、まずポイントで仮想通貨を体験したい方には楽天ウォレットが合っています。
楽天ポイントを100ポイントから暗号資産の購入に使えるので、現金を使わずに値動きを体験できます。
1ポイントは1円相当として扱われ、使えるのは期間限定ではない通常ポイントです。
申し込みには楽天IDを使い、楽天銀行の口座を持っていれば本人確認書類の提出も要らず、最短即日で取引を始められます。
楽天銀行と連携すれば、日本円も1,000円から即時に入金できます。
現物の取扱は14銘柄で、販売所の形式で100円から購入できます。
ただし、2026年8月19日から暗号資産の出庫(外部への送付)を一時停止しています。
売買と入庫はこれまでどおりできますが、再開の時期は決まっていません。
買った暗号資産を自分のウォレットやほかの取引所へ移す予定がある方は、この点を必ず確認してください。
日本円の出金は1回300円で、楽天銀行あてでも手数料がかかります。
楽天ウォレットを選ぶ理由
- 楽天ポイントを100ポイントから使える
- 楽天銀行の口座があれば書類の提出が要らない
- 100円から購入できる
- 楽天銀行と連携すれば即時に入金できる
申し込む前に知っておきたい点
- 2026年8月19日から暗号資産の出庫を停止中
- 日本円の出金に300円かかる
- 販売所の形式なのでスプレッドがかかる
- 期間限定ポイントは購入に使えない
8位|メルコイン:メルカリの売上金で1円から始める手軽型
メルカリを使っている方が、いちばん気軽に仮想通貨を試せるのがメルコインです。
メルカリアプリの中で売買できるサービスで、売上金やメルペイ残高を使って1円から購入できます。
口座数は2026年3月末で400万を超え、利用者の約9割がこれまで暗号資産の取引をしたことがない層だと公式は説明しています。
注文は金額を指定するだけなので、数量や価格を自分で考える必要がありません。
売買の手数料は無料ですが、表示される価格にはスプレッドが含まれています。
メルコイン自身が扱うのはビットコイン、イーサリアム、リップルの3銘柄で、それ以外の銘柄はCoincheckと連携した口座を通じて売買します。
暗号資産をほかの取引所やウォレットへ送ることはできないので、あくまでメルカリの中で完結するサービスと考えてください。
売却した日本円はメルペイ残高へ戻り、銀行口座に移したいときはメルペイ側で振込の申請をします。
本格的に取引したくなったら、板取引のある取引所の口座を別に開くのが自然な流れです。
メルコインを選ぶ理由
- メルカリの売上金で1円から買える
- 金額を入れるだけで注文できる
- 売買の手数料は無料
- メルカリアプリだけで完結する
申し込む前に知っておきたい点
- 暗号資産を外部へ送ることはできない
- 板取引やレバレッジ取引は無い
- 提示価格にスプレッドが含まれる
- メルコイン自身が扱うのは3銘柄
9位|OKJ(旧OKcoin Japan):対円の銘柄と積立で選ぶ穴場型
多くの銘柄を日本円で直接、少額から積み立てたい方には、OKJが穴場の選択肢になります。
2024年8月20日にOKCoinJapanから名前が変わったサービスで、運営はオーケーコイン・ジャパン株式会社(関東財務局長 第00020号)です。
取扱は54ペアで、そのすべてが日本円との取引です。
積立は1回1,000円から1円単位で設定でき、毎日、毎週、隔週、毎月から頻度を選べます。
積立の手数料は無料で、対象は48銘柄と幅広く選べます。
ステーキングにも12銘柄が対応しており、持っているだけで報酬を受け取れる仕組みもあります。
取引所の手数料はメイカー0.07%、テイカー0.14%からで、取引量が増えるほど下がっていきます。
注意したいのは、2026年9月16日から10月16日(予定)までが取引システムの移行期間になっていることです。
移行のときに出していた注文は自動で取り消され、期間中は価格差が広がる可能性があると公式も注意を呼びかけています。
レバレッジ取引は扱っていないので、現物の売買と積立に絞った使い方になります。
OKJを選ぶ理由
- 54ペアすべてを日本円で取引できる
- 1回1,000円から積立できる
- 積立の対象が48銘柄と広い
- ステーキングに12銘柄が対応
申し込む前に知っておきたい点
- 取引システムの移行期間中
- レバレッジ取引は扱っていない
- 日本円の出金に400円からかかる
- 取引所の手数料にマイナスは無い
仮想通貨の取引所を初心者が選ぶ4つのポイント

取引所ってどこを見て選べばいいの?
次の4つを押さえれば失敗しにくいですよ。
仮想通貨の取引所は、手数料の仕組みや買える銘柄の種類、アプリの使い勝手が会社によって大きく違います。
ランキングの順位だけで決めるのではなく、次の4つのポイントで自分に合うかを確かめると、始めてから後悔しにくくなります。
初心者が取引所を選ぶ4つのポイント
- 金融庁に登録された国内の取引所か
- 販売所と取引所の違いと手数料を理解しているか
- 少額から買えるか・積立ができるか
- 入出金の手数料とアプリの使いやすさ
金融庁に登録された国内の取引所を選ぶ重要度:★★★★★
日本で仮想通貨の売買や交換のサービスを提供するには、暗号資産交換業者として金融庁(財務局)の登録を受ける必要があります。
登録を受けた業者は、利用者から預かったお金や暗号資産を会社の財産と分けて管理するなど、法律で決められたルールを守らなければなりません。
登録業者かどうかは金融庁が公表している一覧で誰でも確認できるので、聞き慣れない取引所を使う前には必ず調べてください。
一方、海外の取引所の中には日本の登録を受けずにサービスを提供しているところがあり、金融庁から警告を受けている業者もあります。
海外の取引所はレバレッジの倍率や銘柄の多さが目を引きますが、トラブルが起きたときに日本の法律で守られにくいのが現実です。
実際に、日本居住者向けのサービスを終了して利用者が期限までに資産を移す必要に迫られたケースも続いています。
最初の1社は、この記事で紹介したような国内の登録業者から選ぶのが安全です。
販売所と取引所の違いを知って手数料を比べる重要度:★★★★★
仮想通貨の購入方法には「販売所」と「取引所」の2種類があり、どちらで買うかによって実際のコストが大きく変わります。
販売所は取引所の運営会社から直接買う方法で、金額を入れるだけで買えるので初心者でも迷いません。
その代わり、買値と売値の差であるスプレッドが実質的な手数料になります。
たとえばスプレッドが5%の状態で1万円分を買い、すぐに売った場合、価格が動いていなくても約500円が減る計算です。
取引所はほかの利用者と売買する方法で、自分で価格と数量を決めて注文します。
売買手数料は無料から0.1%程度の会社が多く、Coincheckの主要21銘柄のように手数料がかからないケースもあります。
「手数料無料」と書かれていても、販売所ではスプレッドがかかる点は覚えておきましょう。
最初の1回は販売所で買って流れを覚え、金額を増やすときは取引所を使うのがコストを抑えるコツです。
少額から買えるか・積立ができるかを見る重要度:★★★★
仮想通貨は価格の上下が大きいので、初心者ほど少額から始めて値動きに慣れることが大切です。
ビットコインは1枚の価格が高いですが、0.000001 BTCのような小さな単位で買えるので、数百円からでも購入できます。
少額で始めやすいサービスの例は次のとおりです。
| 取引所 | 少額で始める手段 |
|---|---|
| メルコイン | メルカリの売上金などで1円から購入 |
| 楽天ウォレット | 楽天ポイントを100ポイントから利用 |
| Coincheck | 毎日つみたてなら1日約300円から |
| GMOコイン | つみたて暗号資産は500円から |
| OKJ | 積立は1回1,000円から |
積立は決まった金額を自動で買い続ける方法で、価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるため、買う時期を悩まずに済みます。
「いつ買えばいいか分からない」という初心者ほど、積立から始めると気持ちが楽になります。
入出金の手数料とアプリの使いやすさを確かめる重要度:★★★★
見落としがちなのが、日本円を入金・出金するときの手数料です。
売買の手数料が安くても、出金のたびに数百円かかると、少額で取引している間は利益が削られてしまいます。
今回の9社の日本円の出金手数料を並べると、SBI VCトレードとGMOコインは無料、Binance Japanは銀行出金で150円、楽天ウォレットは300円、Coincheckは407円、OKJは400円から、bitbankは550円か770円、bitFlyerは220〜770円です。
もうひとつ大切なのがアプリの使いやすさで、毎日のように価格を見る仮想通貨では、操作に迷わないことがそのまま続けやすさにつながります。
気になる取引所が2〜3社あれば、口座開設は無料のところが多いので、実際にアプリを触って比べてみるのがおすすめです。
タイプ別に見る初心者におすすめの仮想通貨取引所

結局、自分にはどこが合うの?
何を優先したいかで最初の1社が変わりますよ。
ここまで9社を紹介してきましたが、初心者にとっての正解は「何を一番重視するか」で変わります。
自分に近いタイプを見つけて、最初の1社を決めてください。
| こんな方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| スマホで簡単に始めたい | Coincheck | アプリで口座開設から購入まで完結 |
| 手数料をとにかく抑えたい | GMOコイン・SBI VCトレード | 日本円の出金や送付が無料 |
| ポイントや売上金で試したい | 楽天ウォレット・メルコイン | 現金を使わずに体験できる |
| いろいろな銘柄に触れたい | Binance Japan・OKJ | 日本円で買える銘柄が多い |
スマホで簡単に始めたい方はCoincheck
仮想通貨の取引が初めてで、まず操作に慣れたい方にはCoincheckが向いています。
アプリの画面が分かりやすく、口座開設から日本円の入金、ビットコインの購入までをスマホだけで進められます。
慣れてきたら、主要21銘柄の売買手数料が無料の取引所に切り替えると、コストも抑えられます。
手数料をとにかく抑えたい方はGMOコインかSBI VCトレード
細かいコストを気にする方には、日本円の出金や暗号資産の送付が無料のGMOコインとSBI VCトレードが合っています。
どちらも取引所のメイカー手数料がマイナスなので、板取引に慣れれば手数料を受け取りながら売買できます。
ポイントや売上金で試したい方は楽天ウォレットかメルコイン
いきなり自分のお金を入れるのが不安な方は、楽天ポイントやメルカリの売上金で試せるサービスから入るのも手です。
楽天ウォレットは100ポイントから、メルコインは1円から購入でき、値動きの感覚をつかむにはじゅうぶんです。
どちらも本格的な取引には向かないので、慣れてきたら板取引のある取引所を2社目として開きましょう。
いろいろな銘柄に触れたい方はBinance JapanかOKJ
ビットコイン以外の銘柄にも興味がある方は、取扱の多いBinance JapanかOKJが候補です。
Binance Japanは66銘柄、OKJは54ペアすべてが日本円との取引なので、気になる銘柄を日本円で直接買いやすくなります。
なお、取引所の口座は1社に絞る必要はありません。
メインで使う1社に加えて、手数料の安い取引所やポイントで買えるサービスを組み合わせると、それぞれの良いところを使い分けられます。
仮想通貨の始め方|口座開設からビットコイン購入までの4ステップ

口座開設って難しくないの?
スマホと本人確認書類があれば簡単ですよ。
国内の取引所なら、口座開設から暗号資産の購入までをスマホだけで進められます。
始める前に、次のものを手元にそろえておくとスムーズです。
口座開設の前に用意するもの
- スマートフォン(本人確認の撮影とアプリの操作に使います)
- 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
- メールアドレスと電話番号
- 本人名義の銀行口座
使える本人確認書類は取引所ごとに違い、SBI VCトレードのように健康保険証やパスポートが使えないところもあるので、申し込む取引所の案内を先に確認しておきましょう。
STEP1:メールアドレスを登録してアカウントを作る

画像はCoincheckの公式サイトのトップページで、右上と左側にある緑色の「会員登録」ボタンがアカウント作成の入口です。
下の枠には「まずはCoincheckアプリをダウンロード」の案内とApp Store・Google Playのボタンが並んでいるので、スマホで始める方はここから公式のアプリを入れられます。
まず、取引所の公式サイトかアプリを開き、メールアドレスとパスワードを登録してアカウントを作ります。
登録したメールアドレスに確認のメールが届くので、本文のリンクを開いて登録を完了させてください。
パスワードはほかのサービスと同じものを使わず、この取引所専用のものを設定するのが安全です。
STEP2:本人確認書類と顔の撮影で本人確認をする
次に、氏名や住所、職業、投資の経験などの基本情報を入力し、本人確認を行います。
多くの取引所では、スマホで本人確認書類を撮影し、続けて自分の顔を撮影するだけで手続きが終わります。
審査の結果はメールで届き、SBI VCトレードは最短で当日、Binance Japanは通常48時間以内、bitbankは1〜3営業日が目安です。
審査を待つ間に、ログインのときに使う二段階認証を設定しておきましょう。
STEP3:日本円を入金する
口座開設が終わったら、暗号資産を買うための日本円を入金します。
入金方法は主に銀行振込と、ネットバンキングを使ってすぐに反映されるクイック入金(即時入金)の2つです。
銀行振込は取引所側の手数料が無料のところが多いものの、振込手数料は自分で負担し、反映までに時間がかかることがあります。
クイック入金はすぐに反映される代わりに、bitFlyerやCoincheckのように手数料がかかる取引所もあります。
GMOコインのように即時入金が無料の取引所もあるので、自分の銀行が対応しているかを確認してみてください。
STEP4:ビットコインなどの暗号資産を購入する
入金が反映されたら、いよいよ暗号資産を購入します。
初めての1回は、販売所で買いたい銘柄を選び、金額を入力して購入ボタンを押すだけで完了します。
最初は1,000円など、なくなっても生活に困らない金額で試してみてください。
実際に値動きを見ながら操作に慣れたら、手数料を抑えられる取引所での注文や、自動で買い続ける積立に挑戦していきましょう。
仮想通貨の取引で初心者が失敗しないための注意点

始める前に気をつけることはある?
余裕資金で始めることと二段階認証は必須ですよ。
仮想通貨は手軽に始められる一方で、価格の変動が大きく、知らないと損をしやすい落とし穴もあります。
始める前に、次の5つの注意点を押さえておきましょう。
生活に必要なお金ではなく余裕資金で少額から始める
仮想通貨の価格は1日で大きく動くことがあり、買った直後に値下がりすることも珍しくありません。
生活費や近いうちに使う予定のお金で投資すると、値下がりしたときに慌てて売ってしまい、損を確定させることになりがちです。
なくなっても生活に困らない余裕資金で、少額から始めるのが長く続けるための基本です。
国内の個人向けのレバレッジ取引は最大2倍ですが、借りたお金で取引するぶん損失も大きくなるので、仕組みを理解するまでは現物の売買だけにしておきましょう。
二段階認証を設定してパスワードを使い回さない
取引所のアカウントが乗っ取られると、預けている暗号資産を勝手に送られてしまうおそれがあります。
ログインのときに、パスワードに加えてスマホのアプリやSMSで届く確認コードの入力を求める二段階認証は、必ず設定してください。
SBI VCトレードのように、ログインの二段階認証を必須にしている取引所もあります。
あわせて、取引所を名乗る偽のメールやSMSのリンクからログインしないことも大切です。
暗号資産を送るときはアドレスとネットワークを確認する
暗号資産をほかの取引所や自分のウォレットへ送るときは、送り先のアドレスを1文字でも間違えると、資産が戻ってこない場合があります。
アドレスは手で入力せずコピーして貼り付け、最初は少額で試しに送ってから本番の金額を送ると安心です。
また、同じ銘柄でも送るときに使うネットワークの種類が違うことがあります。
GMOコインは、イーサリアムを預け入れるときに送付元で違うネットワークを選ぶと資産を失うおそれがあると注意を呼びかけています。
利益が出たら税金がかかることを知っておく
仮想通貨の売買で得た利益は、原則として雑所得として扱われ、所得税と住民税の対象になります。
会社員の場合、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になるので、取引の記録はこまめに残しておきましょう。
2026年3月に成立した税制改正で、将来は株式などと同じ20.315%の分離課税へ移る予定ですが、適用は2028年1月からが有力とされています。
始めたばかりの今は、利益が出たら税金がかかるという点を頭に入れておけばじゅうぶんです。
海外の無登録業者やSNSの儲け話に近づかない
SNSでは「必ず儲かる」「高い配当が毎月もらえる」といった仮想通貨の投資話を見かけることがありますが、こうした話の多くは詐欺の入口です。
日本の登録を受けていない海外の業者を紹介されて入金したものの、出金できなくなったという相談も後を絶ちません。
取引所は必ず金融庁に登録された業者を自分で選び、知らない人から勧められたサービスにはお金を入れないようにしてください。
仮想通貨の取引所選びで初心者によくある質問(Q&A)
仮想通貨は何円から始められますか?
取引所によって違いますが、メルコインならメルカリの売上金などで1円から、楽天ウォレットなら楽天ポイントを100ポイントから使えます。GMOコインの販売所ではビットコインを0.000001 BTCという小さな単位から買えるので、数百円程度からでも始められます。最初は1,000円ほどの少額で試すのがおすすめです。
初心者は販売所と取引所のどちらを使えばいいですか?
最初の1回は、金額を入れるだけで買える販売所で流れを覚えるのが分かりやすいです。ただし販売所はスプレッドが実質的な手数料になるため、操作に慣れて購入する金額が増えてきたら、売買手数料が無料から低めの取引所を使うとコストを抑えられます。
取引所の口座はいくつ開けばいいですか?
まずは1社で始めて問題ありませんが、2社持っておくと便利です。メンテナンスや障害で1社が使えないときに別の取引所で売買できますし、手数料の安い取引所と操作しやすいアプリを使い分けることもできます。口座開設や維持が無料の取引所も多いので、負担はほとんどありません。
口座開設にお金はかかりますか?
SBI VCトレードやbitbankなど、口座の開設や維持を無料と案内している取引所が多くあります。費用がかかるのは主に、日本円の入金・出金や暗号資産の送付、販売所のスプレッドなどです。どの手数料がかかるかは取引所ごとに違うので、公式サイトの手数料のページで確認してください。
ビットコイン以外にどんな銘柄を買えますか?
国内の取引所では、ビットコインのほかにイーサリアムやリップル(XRP)などの主要な銘柄を買えます。扱う銘柄の数は取引所やサービスによって大きく違い、Binance Japanは66銘柄(2026年8月時点)、OKJは54ペアと多めです。初心者はまず知名度の高いビットコインから始め、慣れてから別の銘柄を検討すると安心です。
取引所が倒産したら預けた資産はどうなりますか?
国内の登録業者には、利用者から預かった日本円や暗号資産を会社の財産と分けて管理することが法律で義務づけられています。そのため、取引所が経営破綻しても預けた資産が守られる仕組みがありますが、全額が必ず戻ると約束されているわけではありません。海外の無登録業者にはこうした仕組みが無いので、国内の登録業者を選ぶことが大切です。
未成年でも口座を開設できますか?
多くの取引所は年齢の条件を設けており、たとえばBinance Japanは満18歳以上、SBI VCトレードは成人であることが条件です。年齢の上限を設けている取引所もあるので、申し込む前に各社の公式サイトで条件を確認してください。
初心者におすすめの仮想通貨取引所まとめ
仮想通貨の初心者におすすめの取引所として、金融庁に登録された国内の9社を紹介しました。
最初の1社を選ぶときは、国内の登録業者であることを前提に、販売所と取引所の手数料の違い、少額から始められるか、入出金の手数料やアプリの使いやすさを確かめるのがポイントです。
スマホで簡単に始めたいならCoincheck、手数料を抑えたいならGMOコインやSBI VCトレード、ポイントや売上金で試したいなら楽天ウォレットやメルコイン、いろいろな銘柄に触れたいならBinance JapanやOKJが候補になります。
口座開設はスマホと本人確認書類があれば進められ、審査が終われば日本円を入金してすぐにビットコインを購入できます。
価格の変動が大きいので、余裕資金で少額から始め、二段階認証などの対策を忘れずに行いましょう。
まずは気になる取引所の口座を開き、1,000円ほどの少額で仮想通貨の値動きを体験するところから始めてみてください。