仮想通貨積立とは?仕組みをわかりやすく解説

仮想通貨の積立とは、毎日・毎週・毎月など決めた周期に、一定金額の暗号資産を自動で購入し続ける投資手法です。
株式投資で言う「つみたてNISA」に近い感覚で、相場の上がり下がりに関わらず機械的に買い続けることで、購入単価を平均化できます。
この仕組みは「ドルコスト平均法」と呼ばれ、高値づかみのリスクを抑えながら長期的に資産形成するうえで合理的な方法として知られています。
積立投資(ドルコスト平均法)の基本的な流れ
- 取引所で積立設定を行う(金額・頻度・銘柄を選択)
- 設定した日程になると自動で日本円から仮想通貨を購入
- 価格が高いときは少ない数量、価格が安いときは多い数量を購入
- 長期間続けることで平均取得単価が平滑化される
たとえば毎月1万円ずつビットコイン(BTC)を積立した場合、価格が高い月は少量しか買えませんが、価格が安い月は多く買えます。
結果として、一括購入よりも購入単価を抑えやすくなるのが最大の特徴です。
手間がかからず、少額から始められるため、初心者にとって最も取り組みやすい仮想通貨投資のひとつといえます。
500円や1,000円など少ない資金でも始められる取引所が多く、まとまった資金がなくても暗号資産に触れやすい点も魅力です。
自動で買ってくれるなら、ほったらかしでいいってこと?
基本はそうですが、定期的に積立状況や市場環境を確認する習慣はあったほうが安心です。
仮想通貨積立の5つのメリット

仮想通貨の積立には、一般的な現物取引にはないメリットが複数あります。
特に投資の経験が浅い初心者や、忙しくて相場を追えない方に向いている手法です。
- 価格変動リスクを時間分散で抑えられる
- 設定後は自動で購入されるため手間がかからない
- 少額(500円程度)から始められる
- 相場を毎日チェックする必要がない
- 長期保有による資産形成に向いている
①価格変動リスクを時間分散で抑えられる
仮想通貨は価格変動が激しく、一括で購入すると高値づかみになるリスクがあります。
積立なら購入タイミングを分散させることで、特定の高値に引っ張られにくくなります。
長期にわたって積み立てを継続することで、短期的な上下動の影響を受けにくい資産形成が可能です。
②設定後は自動購入で手間がかからない
一度積立の設定をしてしまえば、あとは取引所が自動で購入を実行してくれます。
忙しくて相場を見る時間がない方でも、資産形成を続けやすいのが大きな魅力です。
③少額から無理なく始められる
多くの取引所では500円や1,000円といった少ない金額から積立を開始できます。
大きな資金を用意しなくても、日常の中で無理なく暗号資産への投資を始めることができます。
④相場を毎日チェックする必要がない
デイトレードや短期取引では価格の動きを常に追う必要がありますが、積立は違います。
自動で購入が進むため、精神的な負担が少なく、投資を長続きさせやすくなります。
⑤長期保有との相性が抜群
ビットコインやイーサリアム(ETH)などの主要暗号資産は、長期目線で見ると価格が切り上がってきた歴史があります。
積立を継続することで、長期的な資産成長の恩恵を受けやすくなります。
仮想通貨積立の4つのデメリットと対策

積立投資はリスクを抑えた手法ですが、デメリットや注意点もあります。
事前に把握しておくことで、失敗を防ぎやすくなります。
- 急騰局面では一括購入より利益が少なくなることがある
- 販売所形式ではスプレッドが手数料代わりにかかる場合がある
- 暗号資産の利益は原則として雑所得として確定申告が必要
- 積立を続けても価格が長期低迷すれば損失が出る可能性がある
①急騰局面では一括購入より利益が少ない
ドルコスト平均法は価格が右肩上がりのときには、一括購入と比べてリターンが小さくなることがあります。
ただし「急騰のタイミングを完璧に当てられる人はほぼいない」という現実を考えると、積立は十分合理的な選択です。
急騰を狙うのではなく「着実に資産を増やす」という目的に向いた手法と理解しておきましょう。
②販売所形式ではスプレッドに注意
積立サービスの多くは取引所形式ではなく、販売所形式(取引所がユーザーに直接売る形式)で行われます。
販売所ではスプレッド(買値と売値の差)がコストになるため、手数料が実質的にかかります。
積立手数料が「無料」と表示されていても、スプレッドが広い場合はトータルコストが高くなる可能性があります。
スプレッドの実態は各取引所の公式サイトや取引画面で必ず確認してください。
③利益には確定申告が必要になるケースがある
仮想通貨の利益は原則として「雑所得」として扱われ、年間20万円を超えた場合は確定申告が必要です。
積立で取得した暗号資産を売却したときに利益が出た場合も同様です。
税金面での対応を事前に理解しておき、毎年の申告漏れがないよう気をつけましょう。
④価格の長期低迷リスク
積立を続けても、仮想通貨の価格が長期にわたって下落し続ければ損失が出ます。
あくまで「分散投資のひとつ」として捉え、生活費には手をつけない余裕資金で運用することが大切です。
積立に向いている仮想通貨取引所の選び方

積立向けの取引所を選ぶときに確認すべきポイントは複数あります。
手数料の安さだけに目を向けるのではなく、サービス全体を比較して自分に合う取引所を選びましょう。
取引所を選ぶ際に確認すべき5つのポイント
- ①積立手数料・スプレッド:無料表記でもスプレッドが広い場合があるため、実質コストを確認する
- ②最低積立金額:500円〜1,000円から始められる取引所が初心者に向いている
- ③積立頻度の選択肢:毎日・毎週・毎月など選べるものが柔軟に運用できる
- ④取り扱い銘柄数:ビットコイン以外にイーサリアム・XRPなども積立できると分散しやすい
- ⑤セキュリティ・運営の信頼性:日本の金融庁に登録済みかどうかを必ず確認する
クレカ積立に対応しているかも確認しよう
一部の取引所では、クレジットカードを使って積立を行う「クレカ積立」に対応しています。
クレカ払いにすることでポイントが貯まる場合があり、実質的なコストを抑えながら積立ができます。
ただし、クレジットカードの種類によっては積立に利用できないケースもあるため、事前に取引所の対応状況を確認しましょう。
アプリの使いやすさも重要
積立設定を変更したり、保有残高を確認したりする機会は意外と多くあります。
スマートフォンのアプリが見やすく操作しやすい取引所を選ぶことで、長く続けやすくなります。
仮想通貨積立おすすめ取引所7選【2026年最新比較】

結局どの取引所が一番おすすめなの?
目的や重視するポイントによって最適な取引所は異なりますが、まずは主要な7社を比較してみてください。
| 取引所名 | 最低積立額 | 積立手数料 | 積立頻度 | 積立対応銘柄数 | クレカ積立 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Binance Japan | 1,000円〜 | 無料 | 毎日・毎週・毎月 | 100銘柄以上 | 非対応 | 国内最多銘柄。多通貨積立が可能 | 公式サイトへ |
| Coincheck | 500円〜 | 無料 | 毎日・毎月 | 30銘柄以上 | 非対応 | アプリUIが非常に使いやすく初心者向け | 公式サイトへ |
| SBI VCトレード | 500円〜 | 無料 | 毎日・毎週・毎月 | 20銘柄以上 | 非対応 | SBIグループの信頼感。ステーキングも充実 | 公式サイトへ |
| bitFlyer | 1円〜 | 無料 | 毎日・毎月 | 20銘柄以上 | 対応 | 1円から積立可能。クレカ積立でポイントも貯まる | 公式サイトへ |
| GMOコイン | 500円〜 | 無料 | 毎日・毎週・毎月 | 20銘柄以上 | 非対応 | 入出金手数料無料。積立頻度の選択肢が豊富 | 公式サイトへ |
| bitbank | 500円〜 | 無料 | 毎日・毎月 | 40銘柄以上 | 非対応 | 板取引形式で実質コストを抑えやすい | 公式サイトへ |
| 楽天ウォレット | 500円〜 | 無料 | 毎日・毎月 | 3銘柄 | 対応(楽天カード) | 楽天ポイントで積立可能。楽天経済圏ユーザー向け | 公式サイトへ |
第1位:Binance Japan(バイナンスジャパン)|国内最多100銘柄以上に積立対応
Binance Japanは世界最大手の仮想通貨取引所「バイナンス」の日本法人として運営されており、金融庁登録済みの国内取引所です。
最大の特徴は国内最多水準となる100銘柄以上の暗号資産を取り扱っている点で、積立サービス「バイナンスジャパン積立」でも多数の銘柄に対応しています。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)はもちろん、XRP・ソラナ・ポルカドットなど幅広い銘柄を一定金額で積立できます。
- 国内取引所では最多水準の100銘柄以上に対応
- 積立手数料は無料。スプレッドも比較的抑えられている
- 最低積立額は1,000円から。少額で多銘柄に分散投資できる
- 毎日・毎週・毎月の3種類の頻度から選択可能
- 世界的ブランドによる高いセキュリティ水準
多くの銘柄に少額ずつ分散して積立したい方にとって、国内では最有力の選択肢です。
アプリも使いやすく整備されており、積立の設定変更や保有状況の確認もスムーズに行えます。
第2位:Coincheck(コインチェック)|初心者が最初に選ぶ定番サービス
Coincheckは国内で最もダウンロード数が多いとされる仮想通貨アプリで、直感的に操作できるシンプルなUIが特徴です。
積立サービス「Coincheckつみたて」は、毎月1回または毎日1回の頻度で、500円から自動購入できる仕組みです。
対応銘柄はビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめ30銘柄以上にのぼり、初心者でも迷わず設定できます。
- 最低積立額500円から。少額でも始めやすい
- アプリのデザインがシンプルで初心者でも迷わない
- マネックスグループ傘下でセキュリティへの信頼感がある
- 口座開設数が国内最多水準で情報量も豊富
「初めて仮想通貨の積立を始める」という方が最初に選ぶ取引所として、長年トップの支持を集めています。
積立の設定手順がアプリ内でわかりやすくガイドされているため、初心者でも迷いません。
第3位:SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード)|大手金融グループの安心感
SBI VCトレードはSBIグループが運営する国内仮想通貨取引所で、グループの総合力を背景にした安定した運営が魅力です。
積立サービスでは500円から毎日・毎週・毎月の3つの頻度で積立が可能で、ビットコインやイーサリアム、XRPなど主要な暗号資産に対応しています。
旧DMMビットコインの口座を引き受けた実績があり、利用者数も増加傾向にあります。
- SBIグループの運営による高い信頼性と安定感
- 積立に加えてステーキングサービスも充実
- 500円から毎日・毎週・毎月の3頻度で選択可能
- 入出金手数料が無料で総コストを抑えやすい
ステーキングと積立を組み合わせて資産を効率的に増やしたい方にも向いています。
信頼性と機能のバランスが取れた取引所として、幅広い層から支持されています。
第4位:bitFlyer(ビットフライヤー)|1円から積立+クレカ積立対応
bitFlyerは国内最大級の取引量を誇るビットコイン取引所で、口座開設数も業界トップクラスです。
積立サービス「かんたん積立」では、なんと1円から積立が可能で、国内取引所の中で最小の積立単位を実現しています。
さらに、クレジットカードを使った積立にも対応しており、カードのポイントを貯めながら積立できる点が特徴的です。
- 1円から積立可能で国内最小の積立単位
- クレカ積立でポイントを貯めながら暗号資産を購入できる
- 国内最大級の取引量を持つ老舗取引所
- セキュリティ体制が充実しており信頼性が高い
毎月の積立金額を最小限に抑えつつ始めたい方や、クレカのポイント還元を活用したい方に最適な選択肢です。
第5位:GMOコイン(ジーエムオーコイン)|コスト最重視の方に最適
GMOコインはGMOグループが運営する取引所で、各種手数料の低さが最大の特徴です。
入金・出金・送金の手数料がすべて無料となっており、積立を長期間続けるにあたってコストの積み上がりを心配しなくて済みます。
積立の頻度は毎日・毎週・毎月の3種類から選択でき、500円から始めることができます。
- 入金・出金・送金手数料がすべて無料で維持コストが低い
- 積立頻度は毎日・毎週・毎月と選択肢が豊富
- FX出身の使いやすいツール設計で操作性が高い
- 500円から始められる少額積立に対応
長期間積立を続けることで手数料コストの差が大きくなることを考えると、GMOコインの無料体系は非常に魅力的です。
第6位:bitbank(ビットバンク)|板取引形式で実質コストを抑える
bitbankは国内でも有数の取引量を持つ取引所で、取引所形式(板取引)での売買が充実しています。
積立サービスでは500円から毎日または毎月の頻度で積立でき、40銘柄以上の暗号資産に対応しています。
取引所形式で積立ができるため、スプレッドが発生する販売所形式より実質的なコストを抑えやすい点が魅力です。
- 取引所形式の板取引でスプレッドコストを抑えられる
- 40銘柄以上の比較的多い銘柄数に積立対応
- 国内有数の取引量で流動性が高い
- スマホアプリでも本格的なチャート分析が可能
コストにこだわる中級者以上の方や、板取引の仕組みを理解して利用したい方に向いています。
第7位:楽天ウォレット(ラクテンウォレット)|楽天ポイントで積立できる唯一の存在
楽天ウォレットは楽天グループが運営する仮想通貨取引所で、楽天ポイントを使って暗号資産を購入できる点が唯一無二の特徴です。
楽天カードを使ったクレカ積立にも対応しており、カードのポイントを貯めながらビットコイン・イーサリアム・XRPの3銘柄を積立できます。
- 楽天ポイントを使って暗号資産の積立が可能
- 楽天カードによるクレカ積立でさらにポイントも貯まる
- 楽天銀行との連携でスムーズな入出金が可能
- 楽天の強固なセキュリティ体制が後ろ盾
楽天経済圏を活用している方にとっては、貯まったポイントを資産形成に回せる非常に相性の良い取引所です。
取り扱い銘柄数は3種類と少なめですが、ポイントを無駄なく活かしたい方には最適な選択肢となります。
ビットコイン(BTC)積立がおすすめされる理由
積立投資において、最も選ばれている銘柄がビットコイン(BTC)です。
数千種類ある暗号資産の中でもビットコインが積立先として支持される理由は明確にあります。
ビットコインが積立に選ばれる主な理由
- 発行上限が2,100万BTCに固定:希少性がある設計のため、長期的な価値保存手段として注目されている
- 流動性が最も高い:世界中で売買されており、保有・換金が最もスムーズに行える
- 全取引所で取り扱いがある:どの国内取引所でも積立対象として選択できる
- 長期的な価格実績がある:短期的な変動は大きいが、数年単位では右肩上がりの傾向がある
- 機関投資家の参入が進んでいる:ETF承認など制度整備が進み、大口資金の流入が続いている
ビットコインに加えて、イーサリアム(ETH)も積立の有力な選択肢のひとつです。
ETHはスマートコントラクトの基盤として多くのサービスに活用されており、長期的な需要が期待されています。
初心者がビットコイン積立から始め、慣れてきたらイーサリアムやXRPなども加えて分散するという流れが、実際に多くの投資家がとっているアプローチです。
毎月一定額をビットコインに積み立てることで、価格変動に左右されにくい資産形成を着実に進めることができます。
ビットコインとイーサリアムはどっちから始めればいい?
まずはビットコインから始め、仕組みや変動に慣れたらイーサリアムを加えるのが無理のない順序です。
仮想通貨積立の手数料徹底比較と実質コストの考え方
積立サービスの手数料は「積立手数料無料」と表示されている取引所が多いですが、実際にはスプレッドという形でコストが発生します。
手数料の比較では、表面上の手数料だけでなく実質的なコストを正確に把握することが重要です。
販売所形式と取引所形式の違い
積立サービスには大きく2種類の形式があります。
| 形式 | 仕組み | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 販売所形式 | 取引所が直接売買を行う | スプレッドが発生(0.1〜5%程度) | 操作がシンプルで初心者向け |
| 取引所形式 | ユーザー同士が売買する板取引 | メイカー・テイカー手数料(0〜0.2%程度) | コストが低いが操作に慣れが必要 |
多くの積立サービスは販売所形式で提供されているため、スプレッドが実質的な手数料になります。
スプレッドは取引所によって異なり、同じ「積立手数料無料」でも実質コストに大きな差があることがあります。
入金・出金・送金手数料も確認しよう
積立を続けるうえでは、購入時のコストだけでなく以下の手数料も長期的なコストに影響します。
積立利用時に確認すべき手数料の種類
- 入金手数料:銀行振込での入金時に発生する場合がある(GMOコインは無料)
- 出金手数料:日本円を銀行口座に引き出す際にかかる(取引所によって無料〜数百円)
- 送金手数料:仮想通貨を外部ウォレットに送金する際のネットワーク手数料
- スプレッド:販売所形式での売買時に発生する価格差(実質的な手数料)
長期間にわたって積立を継続することを考えると、入出金手数料が無料のGMOコインや、取引所形式を採用しているbitbankは、トータルコストを抑えやすい環境が整っています。
手数料無料って書いてあっても実はかかってるってこと?
はい、スプレッドという形でコストが発生しているケースがほとんどですので、表示だけで判断しないようにしてください。
仮想通貨積立と確定申告・税金の基礎知識
積立で購入した暗号資産を売却して利益が出た場合、税金の申告が必要になります。
仮想通貨の税制は株式投資と異なる点が多いため、事前に基礎知識を押さえておくことが大切です。
仮想通貨の利益は「雑所得」として課税される
日本の税制では、仮想通貨の売却益は「雑所得」として分類されます。
給与所得などと合算して計算される総合課税の対象となるため、利益が大きくなると税率が高くなる累進課税が適用されます。
| 課税所得の合計額 | 実質的な税率の目安 |
|---|---|
| 195万円以下 | 約15% |
| 330万円以下 | 約20% |
| 695万円以下 | 約30% |
| 900万円以下 | 約33% |
| 1,800万円以下 | 約43% |
| 1,800万円超 | 約50% |
年間の利益が20万円を超えた場合は原則として確定申告が必要です。
積立を続けて含み益が増えたとしても、売却しない限りは課税イベントは発生しません。
ただし、積立で購入した暗号資産を他の暗号資産と交換した場合も課税対象になるため注意が必要です。
取得単価の計算方法(移動平均法)
積立投資では複数の時点で購入を繰り返すため、取得単価の計算が複雑になります。
仮想通貨の取得単価は「移動平均法」または「総平均法」で計算し、売却時の利益を算出します。
多くの取引所では年間取引報告書を発行しているため、確定申告の際は取引所のマイページからダウンロードして活用しましょう。
仮想通貨積立と税金に関する注意点まとめ
- 売却・交換した年の翌年2〜3月に確定申告を行う
- 年間利益が20万円以下でも住民税の申告は必要な場合がある(会社員も注意)
- 取引履歴は取引所のマイページから必ずダウンロードして保管しておく
- 損失が出た場合は雑所得内での損益通算は可能(他の所得との通算は原則不可)
仮想通貨積立の始め方【口座開設から積立設定まで】
実際に積立を始めるための手順を、口座開設から積立設定完了までの流れで解説します。
初めての方でも、手順に沿って進めれば迷わず設定を完了できます。
仮想通貨積立を始める4つのステップ
- ステップ1:取引所を選んで口座開設を申し込む
本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)を用意し、取引所の公式サイトからメールアドレスと基本情報を入力して申し込む。 - ステップ2:本人確認(KYC)を完了させる
スマートフォンのカメラを使って本人確認書類と顔写真を撮影・提出する。多くの取引所では最短即日〜数日で審査が完了する。 - ステップ3:日本円を入金する
銀行振込やコンビニ入金など、取引所が対応している方法で日本円を入金する。最初は積立1〜2回分の金額から始めるとよい。 - ステップ4:積立の設定を行う
購入する銘柄・金額・頻度(毎日・毎週・毎月)を選択して積立を開始する。設定後は自動で購入が実行される。
口座開設に必要なものを事前に準備しよう
スムーズに手続きを進めるために、以下のものを事前に用意しておきましょう。
口座開設に必要なもの
- メールアドレス(新規取得でも可)
- 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)
- スマートフォン(本人確認の顔撮影に使用)
- 銀行口座(入金・出金に使用)
口座開設は無料で行えますが、本人確認が完了するまで取引や入金はできません。
早めに申し込みを済ませておき、確認が完了したタイミングで積立を開始するとスムーズです。
積立金額の目安はどのくらいがいい?
積立金額は、あくまで「生活に支障をきたさない余裕資金の範囲内」で設定することが大前提です。
初心者の場合は月5,000円〜10,000円程度から始め、積立に慣れてきたら金額を増やすのがおすすめです。
仮想通貨の価格は変動が大きいため、短期的な損失が出たとしても生活に影響しない範囲での投資を心がけましょう。
月いくらから始めればいいのか全然わからない。
まずは毎月5,000円などの少額で始めて、半年後・1年後に状況を見ながら金額を調整する方法が無理なく続けられます。
よくある質問
仮想通貨の積立は毎日と毎月どちらがいいですか?
どちらが優れているということはなく、目的や管理のしやすさで選んでください。毎日積立はより細かく時間分散ができますが、1回あたりの購入金額が小さくなるため、スプレッドのコスト比率が相対的に高くなることがあります。毎月積立はシンプルで管理しやすく、まとまった金額を一度に投資するため手数料効率がよくなる場合もあります。初心者は毎月積立から始めて、慣れてきたら毎日積立を試すのも一つの方法です。
積立投資は最低いくらから始められますか?
取引所によって異なりますが、多くの国内取引所では500円から積立を始めることができます。bitFlyerは1円からと国内最小水準の積立額を設定しています。少額から始めることで、仮想通貨の価格変動に慣れながらリスクを最小限に抑えた形で投資の経験を積むことができます。
積立したビットコインはいつでも売却できますか?
はい、積立で購入した仮想通貨はいつでも売却することができます。長期積立中でも、資金が必要になった場合や利益確定したい場合は自由に売却できます。ただし売却益が出た場合は確定申告の対象になりますので、税金面での対応も忘れないようにしてください。
クレカ積立に対応している取引所はどこですか?
2026年現在、国内取引所でクレカ積立に対応しているのはbitFlyerと楽天ウォレット(楽天カード限定)の2社が代表的です。クレカ積立ではカードのポイントを貯めながら仮想通貨を購入できますが、クレジットカードの種類によって対応状況が異なるため、各取引所の公式サイトで確認することをおすすめします。
積立中に取引所が破綻したらどうなりますか?
日本の仮想通貨取引所は金融庁の暗号資産交換業者として登録が義務付けられており、顧客資産の分別管理が法律で定められています。ただし預金保険制度の対象外であるため、万が一の際に全額保護されるとは限りません。リスクを軽減するために、金融庁登録済みの信頼性の高い取引所を選ぶことが重要です。また、保有額が大きくなったら自己管理のウォレットに移す選択肢も検討しましょう。
仮想通貨積立の税金はどう計算しますか?
積立で購入した仮想通貨を売却した際の利益は「雑所得」として計算されます。利益は「売却価格−取得単価×売却数量」で算出し、複数回に分けて購入している場合は移動平均法または総平均法で取得単価を計算します。多くの取引所は年間取引報告書を発行していますので、確定申告の際はその書類を活用してください。年間利益が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。
まとめ:自分に合う積立取引所を選んで長期資産形成を始めよう
仮想通貨の積立は、少額からでも始められる長期資産形成の手法として、初心者から経験者まで幅広い層に利用されています。
この記事で紹介した7社の特徴を改めて整理します。
おすすめ取引所7社の特徴まとめ
- Binance Japan:国内最多100銘柄以上に積立対応。多銘柄で分散したい方に最適
- Coincheck:アプリが使いやすく、初心者が最初の取引所として選ぶ定番
- SBI VCトレード:大手金融グループの安心感とステーキングの充実が魅力
- bitFlyer:1円から積立可能でクレカ積立にも対応。コスト最小で始めたい方向け
- GMOコイン:入出金手数料が完全無料。長期コストを最大限に抑えたい方に
- bitbank:板取引形式で実質コストを抑えられる。中級者以上に向いている
- 楽天ウォレット:楽天ポイントで積立できる。楽天経済圏ユーザーに最適
取引所を選ぶ際は、手数料・最低積立額・対応銘柄・積立頻度・アプリの使いやすさを総合的に比較して、自分の目的に合ったものを選びましょう。
大切なのは、まず口座を開設して少額から積立を始めることです。
完璧な取引所を探すよりも、始めてみて状況に応じて見直すほうが、資産形成を長続きさせるうえで効果的です。
積立は継続することに意味があります。毎月の購入を自動化して、時間をかけながら着実にビットコインや暗号資産を積み上げていきましょう。