仮想通貨の自動売買とは?ボット・ツールの仕組みと種類を解説

自動売買って、具体的には何が自動になるの?
買う・売るの注文を、あらかじめ決めた条件で出してくれる部分ですよ。
仮想通貨の自動売買とは、人がチャートを見て注文ボタンを押す代わりに、決めておいたルールに沿ってプログラムや取引所の機能が注文を出す仕組みです。
ビットコインなどの暗号資産は株式と違い、土日も夜中も24時間取引が続きます。
人が張り付いて値動きを追うのは現実的ではないため、寝ている間や仕事中も注文を出し続けられる点が自動売買の出発点になります。
ただし、自動になるのはあくまで「注文を出す作業」だけです。
どの銘柄をいくらで、どのくらいの量だけ売り買いするかというルールは、利用者が決めるか、ツールの作り手が決めたものをそのまま受け入れることになります。
ルールが相場に合っていなければ、自動で損失を積み上げることもあります。
自動売買は決めたルールで24時間注文を出す仕組み重要度:★★★★★
自動売買の中身は、条件と行動の組み合わせです。
たとえば「毎日1,000円分のビットコインを買う」「価格が1パーセント下がるごとに少しずつ買い、1パーセント上がるごとに少しずつ売る」といった決まりごとを、機械が休まず実行します。
人の手で売買すると、急落した場面で怖くなって売ってしまったり、上がり続けているときに欲張って売り時を逃したりしがちです。
感情を挟まずに同じ判断を繰り返せることが、自動売買の最大の持ち味です。
一方で、想定していない値動きが起きたときに柔軟に止まる判断は、機械が苦手とするところです。
ルールを作る段階で「どこまで下がったら止めるか」まで決めておく必要があります。
自動売買の種類は積立・ボット・EA・APIの4つ重要度:★★★★★
仮想通貨の自動売買は、仕組みの違いで大きく4つに分かれます。
同じ「自動売買」という言葉でも、必要な知識も、使える取引所もまったく違うため、まずはどれを使いたいのかを決めておきます。
仮想通貨の自動売買4つの種類
- 積立:決まった日に決まった金額を自動で買う。国内取引所の多くが無料で提供
- 取引ボット:価格の幅を決めて売り買いを繰り返すグリッド取引など。主に海外の取引所の機能
- EA:MT4・MT5という取引ツールで動く自動売買プログラム。海外FX業者の仮想通貨CFDで使う
- API:取引所が公開する接続口に自作や市販のプログラムをつないで注文を出す
積立は「買う」だけを自動にする最も単純な形で、売るタイミングは自分で決めます。
取引ボットとEAは、売りと買いの両方を自動で繰り返すため、相場が横ばいのときに細かい利益を積み重ねる使い方が中心です。
APIは自由度が最も高い反面、プログラムの知識やサーバーの用意が必要で、初心者がいきなり選ぶ手段ではありません。
なお、上手な人の取引をそのまま真似するコピートレードも、注文が自動で出るという意味では自動売買の一種として扱われることがあります。
AIやGPTで必ず勝てるツールは存在しない重要度:★★★★☆
検索すると「AI搭載」「ChatGPTが相場を読む」とうたう自動売買ツールが数多く見つかります。
AIを使った分析そのものは珍しい技術ではありませんが、将来の値動きを確実に当てる仕組みは存在しません。
もし本当に勝ち続けるプログラムがあるなら、作った人が自分で動かすほうが得をするはずで、数十万円で他人に売る理由が見当たりません。
取引所が無料で用意している積立やボットの機能と、個人や業者が販売している有料のツールは、別物として考えてください。
初心者がまず使うべきなのは、取引所が自社で提供していて、設定の中身が画面で確認できる機能です。
仮想通貨の自動売買のメリットとリスク・注意点

放っておけるならメリットしかない気がするけど違うの?
放っておけるからこそ、損失に気づくのが遅れる危険がありますよ。
自動売買は便利な反面、手動の取引にはない失敗の仕方があります。
始める前にメリットとリスクを並べて見ておくと、どこまで任せてよいのか、どこからは自分で確認すべきなのかの線が引けます。
メリットは時間と感情に左右されないこと重要度:★★★★☆
自動売買のメリット
- 仕事中や睡眠中も24時間注文を出し続けられる
- 急落や急騰でも感情に流されず同じルールで売買できる
- 積立なら購入のたびに価格を気にする手間がなくなる
- 国内取引所の積立は手数料無料のサービスが多い
とくに積立は、価格が高いときには少なく、安いときには多く買う形になるため、買う時期を分散できます。
一度にまとまった金額を入れて高値づかみをする失敗を避けやすく、仮想通貨の値動きの大きさに慣れていない人ほど相性がよい方法です。
取引ボットやEAは、相場が一定の幅で上下している期間に、細かい売買を何十回も繰り返して利益を拾う使い方に向いています。
リスクは急変動・設定ミス・取引所の停止重要度:★★★★★
自動売買のリスク
- 想定の幅を超える急落でボットが含み損を抱えたまま止まる
- 金額や数量の入力ミスがそのまま何度も実行される
- APIキーが漏れると第三者に勝手に売買される
- 取引所のメンテナンスやサービス終了で動かせなくなる
グリッド取引のように価格の幅を決めて売買するボットは、価格がその幅の下に抜けると、買ったコインを抱えたまま売りの注文が出なくなります。
レバレッジをかけたEAなら、含み損が膨らんで強制的に決済されることもあります。
どこまで下がったら止めるかを先に決めることが、自動売買で資産を守るいちばんの対策です。
もうひとつ見落としやすいのが、取引所側の事情で止まるリスクです。
実際にBybitやBitgetは日本居住者向けのサービスを終える流れのなかで、取引ボットも利用できない対象に入りました。
日本の登録を受けていない海外の取引所に資産を置くと、こうした方針の変更を受けやすくなります。
高額な自動売買ツールの販売には注意する重要度:★★★★★
自動売買の分野では、ツールの販売をきっかけにしたトラブルが後を絶ちません。
国民生活センターなどの公的機関も、もうかると勧められて投資用のソフトや情報を買ったものの、説明どおりの利益が出ないといった相談について注意を呼びかけています。
怪しい自動売買ツールの特徴
- 「月利10パーセント保証」など利益を約束している
- ツールの代金が数十万円と高額で、返金の条件があいまい
- 知人を紹介すると報酬がもらえる仕組みがある
- 聞いたことのない海外の取引所への入金を指定される
- 利益が出ているように見えても出金だけができない
利益の保証をうたう時点で疑ってかかるのが基本の姿勢です。
迷ったときは、ツールを買う前に、金融庁に登録された国内の取引所が提供している無料の積立から始めてみてください。
それで十分に目的を果たせる人も多く、余計なお金を払わずに済みます。
仮想通貨の自動売買ツール・取引所の選び方

どの取引所を選べばいいのか、どこから見ればいいの?
使いたい自動売買の種類を決めてから、対応している所を探す順番ですよ。
自動売買の取引所選びは、知名度やキャンペーンから入ると失敗しやすい分野です。
なぜなら、使いたい手段に対応していない取引所を選ぶと、口座を作ったあとで自動売買そのものができないと分かるからです。
ここでは、次の4つの基準で順番に絞り込んでいきます。
自分に合う自動売買の種類から決める重要度:★★★★★
最初に決めるのは、どの種類の自動売買を使うかです。
長く持つつもりでビットコインを少しずつ買い増したい人は、積立で十分です。
相場の上下で細かく利益を取りたい人は取引ボットかEA、自分でプログラムを組める人はAPIが選択肢に入ります。
初心者は積立から始めて、慣れてから広げる順番がいちばん安全です。
積立は買うだけなので、最悪の場合でも買ったコインの価格が下がるだけで、自動売買が暴走して資金が消える心配がありません。
手数料と最低金額を確認する重要度:★★★★☆
自動売買は注文の回数が多くなるため、1回ごとの手数料が小さくても積み重なると利益を削ります。
積立なら、積立サービスそのものの手数料が無料でも、買う価格に取引所の取り分が含まれている場合があります。
たとえばCoincheckのつみたては、積立の手数料は無料ですが、手数料に相当する0.1〜4.0パーセントが別にかかると案内されています。
最低金額も取引所ごとに差があり、GMOコインは500円から、OKcoin Japanは1回1,000円から積み立てられます。
少額で試せる取引所を選べば、設定のミスがあっても損失を小さく抑えられます。
日本の登録を受けた業者かどうか重要度:★★★★★
国内の暗号資産交換業者は金融庁に登録されており、利用者の資産を会社の資産と分けて管理するなどの決まりを守っています。
一方で、海外の取引所や海外FX業者の多くは日本の登録を受けておらず、トラブルが起きたときに日本の制度で守られる範囲が狭くなります。
取引ボットやEAなど機能が充実しているのは海外の業者が中心ですが、資産を置く先としての安全性は別に考える必要があります。
最初の口座は国内の取引所で作り、海外の機能を使うのは仕組みを理解してからにすると安心です。
APIやMT5など使いたい仕組みに対応しているか重要度:★★★☆☆
市販のツールや自作のプログラムを使う場合は、取引所がAPIを公開しているかどうかが前提になります。
国内ではGMOコインやbitFlyer、bitbank、Coincheck、OKcoin JapanがAPIの案内を出しています。
EAを使いたい場合は、MT4やMT5に対応した海外FX業者を選びます。
ただしEAは、パソコンかレンタルサーバーを動かし続ける必要があり、スマホだけで完結する積立とは手間がまったく違います。
自動売買の取引所を選ぶ確認順
- 使いたい自動売買の種類を決める
- その種類に対応している取引所に絞る
- 手数料と最低金額を比べる
- 日本の登録の有無と資産の置き場所を確認する
仮想通貨の自動売買におすすめの取引所16社ランキング

結局どこで自動売買を始めればいいの?
当サイトの総合ランキングの順に、使える自動売買の手段を見ていきますね。
ここからは当サイトの総合ランキングの並びのまま、16社で使える自動売買の手段を1社ずつ紹介します。
順位は取引所としての総合的な評価なので、上位でも自動売買の機能は少ない会社があります。
表で「自動売買の手段」の列を先に見て、自分が使いたい種類に対応している会社から読んでください。
| 取引所名 | 自動売買の手段 | 区分 | 日本の登録 | 初心者の始めやすさ | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
Binance Japan |
積立(自動購入) | 国内取引所 | あり | ◎ | 積立できる銘柄が多い | 公式サイトへ |
Hyperliquid |
API | 海外DEX | なし | △ | 開発者向けの資料が公開されている | 公式サイトへ |
FXGT |
EA(MT4・MT5) | 海外FX | なし | ◯ | 仮想通貨専用の口座がある | 公式サイトへ |
bitFlyer |
積立・API | 国内取引所 | あり | ◎ | かんたん積立とAPIの両方がある | 公式サイトへ |
SBI VCトレード |
積立 | 国内取引所 | あり | ◎ | 積立とステーキングを1つの口座で | 公式サイトへ |
Coincheck |
積立・API | 国内取引所 | あり | ◎ | 毎日つみたてを選べる | 公式サイトへ |
bitbank |
API | 国内取引所 | あり | ◯ | 板取引をプログラムで動かせる | 公式サイトへ |
MEXC |
取引ボット・コピートレード | 海外取引所 | なし(無登録業者の一覧に掲載) | △ | グリッド取引のボットがある | 公式サイトへ |
TitanFX |
EA(MT4・MT5) | 海外FX | なし | ◯ | 約定力を重視する人向け | 公式サイトへ |
GMOコイン |
積立・API | 国内取引所 | あり | ◎ | 500円から積立・APIも公開 | 公式サイトへ |
楽天ウォレット |
公式の案内では確認できず | 国内取引所 | あり | ◯ | 楽天ポイントで買える | 公式サイトへ |
ThreeTrader |
EA(MT4・MT5) | 海外FX | なし | ◯ | スプレッドの狭さで売買回数に強い | 公式サイトへ |
XM Trading |
EA(MT4・MT5) | 海外FX | なし | ◯ | MT5で扱える仮想通貨が多い | 公式サイトへ |
Exness |
EA(MT4・MT5) | 海外FX | なし | ◯ | スワップフリーで長く持てる | 公式サイトへ |
メルコイン |
積立・ポイント運用 | 国内取引所 | あり | ◎ | 売上金やポイントで自動購入 | 公式サイトへ |
OKcoin Japan |
積立・API | 国内取引所 | あり | ◯ | 積立の頻度を4通りから選べる | 公式サイトへ |
1位|Binance Japan(バイナンスジャパン):積立できる銘柄の多さが強み
Binance Japanは、世界最大級の取引所であるBinanceの日本法人が運営する国内取引所です。
国内でもっとも多い100銘柄超を扱っており、総合ランキングで1位に置いています。
自動売買の手段としては、決まった金額で定期的に買う自動購入(積立)が中心です。
サービス開始時点で34銘柄が積立の対象になっており、ビットコインやイーサリアムだけでなく、BNBのように他の国内取引所では扱いの少ない銘柄も少しずつ買い増せます。
一方で、売りと買いを繰り返す取引ボットのような機能は、国内版では前に出ていません。
APIの扱いを含め、プログラムで売買したい人は公式の案内を確認してから口座を作るのが確実です。
自動売買の観点で見た良いところ
- 国内の登録を受けた取引所で多くの銘柄を積み立てられる
- 国内では珍しいBNBも少しずつ買い増せる
- 銘柄を分けて積み立てるだけで分散投資になる
自動売買の観点で見た注意点
- 売買を繰り返す取引ボットは国内版の主力機能ではない
- プログラム売買をしたい人は事前に案内の確認が必要
2位|Hyperliquid(ハイパーリキッド):APIで売買できる分散型取引所
Hyperliquidは、運営会社の口座を持たずに自分のウォレットをつないで取引する分散型取引所(DEX)です。
口座開設の手続きがなく、ウォレットをつなぐかメールでログインすれば使い始められます。
自動売買の観点では、開発者向けのAPIの資料が公式に公開されている点が特徴です。
プログラムを組める人なら、注文の発注や残高の取得を自分のコードから行えます。
ただし、取引所が用意した設定画面でボタンを押すだけの積立やボットとは違い、仕組みを自分で作る前提の取引所です。
日本円の入出金経路は無く、入金はUSDCという米ドル建ての通貨で行うため、国内取引所で買った暗号資産を送る手間もかかります。
初心者がいきなり自動売買を始める場所ではなく、国内で経験を積んだ人が次に試す選択肢と考えてください。
自動売買の観点で見た良いところ
- 開発者向けのAPIの資料が公式に公開されている
- 口座開設の手続きがなく、ウォレットをつなげば使える
- 自作のプログラムで発注まで完結できる
自動売買の観点で見た注意点
- ボタンで設定できる積立やボットの機能は前提にしない
- 日本円の入出金経路が無く、資金の移動に手間がかかる
- 日本の制度で守られる仕組みではない
3位|FXGT(エフエックスジーティー):MT5のEAで仮想通貨を自動売買
FXGTは、仮想通貨のCFDに力を入れている海外FX業者です。
MT4とMT5という取引ツールが使えるため、EAと呼ばれる自動売買プログラムを入れて、ビットコインなどの売買を自動で繰り返せます。
仮想通貨を専門に扱うCryptoXという口座タイプはMT5専用なので、EAを使うならMT5向けのものを選びます。
EAは売りからも入れるため、価格が下がる局面でも利益を狙える点が、買うだけの積立との大きな違いです。
その一方で、レバレッジをかけた取引なので、ルールが相場に合わなければ損失も大きくなります。
まずは最小の数量で数週間動かして様子を見るのが、EAを使うときの基本です。
自動売買の観点で見た良いところ
- MT4とMT5でEAを動かし、売りと買いの両方を自動化できる
- 仮想通貨専用のCryptoX口座がある
- 下落の局面でも売りから利益を狙える
自動売買の観点で見た注意点
- CryptoXはMT5専用で、MT4向けのEAは使えない
- レバレッジ取引のため、設定しだいで損失が大きくなる
- 日本の金融商品取引業の登録がない
4位|bitFlyer(ビットフライヤー):かんたん積立とAPIの両方がある
bitFlyerは、国内で口座開設数が多い定番の取引所です。
自動売買の手段としては、決まった金額を定期的に買う「かんたん積立」と、プログラムから注文を出せるAPIの両方を用意しています。
積立から始めて、仕組みに慣れたらAPIを使った売買に広げる、という段階を同じ口座のなかで踏めるのが強みです。
APIは取引所形式の画面であるbitFlyer Lightningにつながる形で、ビットコインの板取引をプログラムで動かせます。
国内の取引所のなかでもビットコインの取引量が多い取引所なので、注文が成立しやすい点も自動売買と相性がよいところです。
自動売買の観点で見た良いところ
- かんたん積立とAPIの両方を1つの口座で使える
- ビットコインの取引量が多く、注文が成立しやすい
- 知名度が高く、使い方の情報が見つけやすい
自動売買の観点で見た注意点
- 取引ボットのような売買を繰り返す機能は自分で組む必要がある
- 販売所で積み立てると取引所より割高になりやすい
5位|SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード):積立を軸に全方位でそろう
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内取引所です。
現物取引、レバレッジ取引、貸コイン、積立、ステーキングまで、1つの口座でひととおりそろっています。
自動売買の手段としては積立が中心で、買うだけの仕組みを長く続けたい人に向いています。
積み立てたコインをそのままステーキングや貸コインに回せば、買い増しと並行して報酬を受け取る運用も組めます。
大手金融グループの運営という安心感があり、初めての口座として家族に勧めやすいのも利点です。
一方で、売りと買いを自動で繰り返すボットのような機能は前に出ていないため、相場の上下で細かく稼ぎたい人には物足りません。
自動売買の観点で見た良いところ
- 積立とステーキングを組み合わせて長く運用できる
- SBIグループの運営で資産の置き場所として安心感がある
- 現物からレバレッジまで1つの口座で扱える
自動売買の観点で見た注意点
- 売買を繰り返す取引ボットの機能は前に出ていない
- プログラム売買をしたい人には選択肢が少ない
6位|Coincheck(コインチェック):毎日つみたてでコツコツ買える
Coincheckは、アプリの分かりやすさで若い世代に人気の国内取引所です。
自動売買の手段としては「Coincheckつみたて」があり、月に1回買う月イチつみたてと、日割りで毎日買う毎日つみたての2つから選べます。
積立額は1ヶ月あたり1万円から100万円の範囲で、1,000円単位で設定します。
毎日つみたてなら1日あたり約300円ずつ買う形になり、買う日をより細かく分散できます。
積立の手数料や口座振替の手数料は無料ですが、手数料に相当する0.1〜4.0パーセントが別にかかる点は押さえておきます。
取引所形式の売買にはAPIも用意されており、慣れてきたらプログラムでの売買にも広げられます。
自動売買の観点で見た良いところ
- 月イチと毎日の2つのつみたてから選べる
- アプリの操作が分かりやすく、設定で迷いにくい
- 取引所形式の売買にはAPIも使える
自動売買の観点で見た注意点
- つみたては月1万円からで、少額で試すには金額が大きい
- 手数料相当額の0.1〜4.0パーセントが別にかかる
7位|bitbank(ビットバンク):板取引をAPIで自動化できる
bitbankは、取引所形式の板で売買できる銘柄が多い国内取引所です。
自動売買の観点では、APIが公開されていて、板取引をプログラムから動かせる点が強みになります。
販売所ではなく板で売買すると、取引所の取り分が上乗せされた価格ではなく、ほかの利用者と直接やり取りする価格で注文できます。
売買の回数が多い自動売買ほどこの差が効いてくるため、コストを抑えてプログラムを動かしたい人に向いています。
一方で、ボタンを押すだけで動く積立やボットの機能は主力ではないので、自分で仕組みを用意する前提の取引所です。
自動売買の観点で見た良いところ
- APIが公開され、板取引をプログラムで動かせる
- 取引所形式で売買できる銘柄が多い
- 販売所より有利な価格で注文を出しやすい
自動売買の観点で見た注意点
- ボタンで設定できる自動売買の機能は主力ではない
- プログラムを用意する知識と手間が必要になる
8位|MEXC(エムイーエックスシー):グリッド取引のボットがある
MEXCは、新しい銘柄の上場が早いことで知られる海外の取引所です。
16社のなかで、取引所の画面から設定できる取引ボットを持っている数少ない会社で、価格の幅を決めて売り買いを繰り返すグリッド取引を使えます。
先物にはコピートレードもあり、上手なトレーダーの取引をそのまま真似できます。
機能の面では自動売買にもっとも向いた取引所ですが、日本の暗号資産交換業の登録がありません。
金融庁が公表している「無登録で暗号資産交換業を行う者」の一覧に掲載されており、トラブルの際に日本の制度で守られる範囲は狭くなります。
使う場合も、国内の取引所で経験を積んでから、失ってもよい金額だけで試す順番を守ってください。
自動売買の観点で見た良いところ
- 画面から設定できるグリッド取引のボットがある
- 先物のコピートレードも使える
- 取扱銘柄が多く、国内にない銘柄も自動売買できる
自動売買の観点で見た注意点
- 日本の暗号資産交換業の登録がない
- 金融庁の無登録業者の一覧に掲載されている
- 日本語での問い合わせ手段が限られる
9位|TitanFX(タイタンエフエックス):約定力でEAの売買を支える
TitanFXは、スプレッドの狭さと注文の通りやすさで評価されている海外FX業者です。
MT4とMT5に対応しているため、EAを入れて仮想通貨のCFDを自動で売買できます。
EAは短い時間に何度も注文を出すため、注文が想定した価格で通るかどうかが成績を大きく左右します。
約定力を売りにしているTitanFXは、この点でEAとの相性がよい業者です。
レバレッジに上限を設けない口座もありますが、自動売買で倍率を上げると損失の広がり方も速くなるため、最初は低い倍率から試してください。
自動売買の観点で見た良いところ
- MT4とMT5でEAを動かせる
- スプレッドが狭く、売買回数が多いEAのコストを抑えやすい
- 注文が通りやすく、想定どおりの価格で約定しやすい
自動売買の観点で見た注意点
- レバレッジを上げると損失の広がりも速くなる
- 日本の金融商品取引業の登録がない
10位|GMOコイン(ジーエムオーコイン):500円からの積立とAPIがそろう
GMOコインは、各種の手数料を抑えた国内取引所です。
総合ランキングでは10位ですが、初心者が自動売買を始める場所としては、16社のなかでも条件がそろっています。
「つみたて暗号資産」は500円から設定でき、少額で積立の感覚をつかめます。
さらに暗号資産のAPIも公開しているため、積立に慣れたあとでプログラムを使った売買に進むこともできます。
暗号資産の送付手数料や日本円の入出金手数料が無料なので、自動売買で増やした資産を別の場所に移すときもコストがかかりません。
少額の積立とAPIを両方そろえた国内取引所として、最初の1社に向いています。
自動売買の観点で見た良いところ
- つみたて暗号資産が500円から設定できる
- 暗号資産のAPIが公開されている
- 送付や入出金の手数料が無料で資産を動かしやすい
自動売買の観点で見た注意点
- 画面から設定できる取引ボットの機能はない
- APIでの売買はプログラムの知識が必要になる
11位|楽天ウォレット(ラクテンウォレット):自動売買より楽天ポイント向き
楽天ウォレットは、楽天グループが運営する国内取引所です。
楽天ポイントで暗号資産を買えるため、楽天のサービスをよく使う人にとっては入口の負担が小さい取引所です。
ただし、自動売買の手段については、積立やボット、APIのいずれも公式の案内では確認できませんでした。
また、2026年8月19日から暗号資産の出庫が一時停止されており、再開の時期は案内されていません。
自動売買を目的に口座を作る取引所ではなく、ポイントで少しずつ買ってみたい人が手動で使う取引所と考えるのが合っています。
これまで支持されてきた理由
- 楽天ポイントで暗号資産を買える
- 楽天グループの運営で初めてでも使いやすい
自動売買の観点で見た注意点
- 自動売買の手段が公式の案内では確認できない
- 暗号資産の出庫が一時停止されている
12位|ThreeTrader(スリートレーダー):低コストで売買回数の多いEA向き
ThreeTraderは、スプレッドの狭さに特化した海外FX業者です。
MT4とMT5に対応しており、EAを入れて仮想通貨のCFDを自動で売買できます。
EAは1日に何十回も売買することがあり、1回ごとのスプレッドの差が月単位では大きな金額になります。
コストの低さを売りにしているThreeTraderは、売買回数の多いEAを動かすときに差が出やすい業者です。
余計な機能を省いたつくりなので、ボーナスなどの特典より、取引の条件そのものを重視する人に向いています。
自動売買の観点で見た良いところ
- MT4とMT5でEAを動かせる
- スプレッドが狭く、売買回数の多いEAに向く
自動売買の観点で見た注意点
- 知名度は上位の業者より低く、日本語の情報が少なめ
- 日本の金融商品取引業の登録がない
13位|XM Trading(エックスエム):MT5で扱える仮想通貨が多い
XM Tradingは、日本で利用者が多い海外FX業者です。
MT4とMT5に対応しており、EAで仮想通貨のCFDを自動売買できます。
注意したいのは、選ぶ取引ツールで扱える銘柄の数が変わる点で、仮想通貨はMT5で58銘柄、MT4で29銘柄です。
ビットコイン以外の銘柄でもEAを動かしたいなら、口座を作る段階でMT5を選んでおきます。
日本語の情報や使い方の解説が多く、EAの入れ方で迷ったときに調べやすいのも利点です。
自動売買の観点で見た良いところ
- MT5なら仮想通貨を58銘柄扱える
- 日本語の情報が多く、EAの設定で迷いにくい
自動売買の観点で見た注意点
- MT4を選ぶと扱える仮想通貨が29銘柄に減る
- 日本の金融商品取引業の登録がない
14位|Exness(エクスネス):スワップフリーで長めに持てる
Exnessは、レバレッジの上限の高さとスワップフリーで知られる海外FX業者です。
MT4とMT5に対応しており、EAで仮想通貨のCFDを自動売買できます。
ポジションを翌日に持ち越すときにかかるスワップと呼ばれる費用がかからない条件があるため、数日から数週間ポジションを持ち続けるタイプのEAと相性がよい業者です。
一方で、上限の高いレバレッジを自動売買で使うと、相場の急変で資金が一気に減る危険があります。
EAを動かすときは、倍率を自分で抑えて使うことが前提になります。
自動売買の観点で見た良いところ
- MT4とMT5でEAを動かせる
- スワップフリーで、持ち越すEAのコストを抑えやすい
自動売買の観点で見た注意点
- レバレッジの上限が高く、使い方を誤ると損失が速い
- 日本の金融商品取引業の登録がない
15位|メルコイン(メルコイン):売上金やポイントで自動購入できる
メルコインは、メルカリのアプリの中で暗号資産を売買できるサービスです。
自動売買の手段としては、ビットコインとイーサリアムのつみたてがあり、メルペイ残高からの自動引き落としや毎日つみたても選べます。
2026年9月15日からは、メルカリの無償ポイントが付与されるたびにビットコインなどを自動で買うポイント運用も段階的に始まっています。
不用品を売ったお金やポイントが、そのまま自動で暗号資産に変わっていく仕組みなので、自分のお金を新たに入れる心理的な負担が小さいのが特徴です。
取引ボットやAPIのような本格的な自動売買の機能はありませんが、初めての自動購入としては気軽に試せます。
自動売買の観点で見た良いところ
- メルペイ残高から自動でつみたてができる
- 無償ポイントが付くたびに自動で買うポイント運用がある
- メルカリのアプリだけで設定が完結する
自動売買の観点で見た注意点
- つみたてはビットコインとイーサリアムに限られる
- 取引ボットやAPIのような機能はない
16位|OKcoin Japan(オーケーコインジャパン):積立の頻度を細かく選べる
OKcoin Japanは、板取引の流動性に定評がある国内取引所です。
自動売買の手段としては積立があり、1回1,000円から200,000円まで1円単位で金額を決められます。
頻度は毎日・毎週・隔週・毎月の4通りから選べ、積立の手数料は無料です。
設定画面には自動ステーキングのスイッチがあり、対応する銘柄なら積み立てたコインをそのままステーキングに回せます。
APIも用意されているため、積立に慣れたあとで板取引をプログラムで動かす使い方にも広げられます。
自動売買の観点で見た良いところ
- 積立の頻度を4通りから選べ、手数料は無料
- 積み立てたコインを自動でステーキングに回せる
- APIで板取引をプログラム化できる
自動売買の観点で見た注意点
- 銘柄によっては積立の対象外や一時停止がある
- 取引ボットのような売買を繰り返す機能はない
仮想通貨の自動売買の始め方3ステップ

初めてでも設定で失敗しない始め方はあるの?
少額で動かして、記録を見ながら広げていけば大きな失敗は防げますよ。
自動売買は、設定してしまえば後は放っておける反面、最初の設定がすべてを決めます。
ここでは国内取引所の積立から始める場合を中心に、ボットやAPIへ広げるときの注意も合わせて3つのステップで整理します。
STEP1:国内取引所で口座を開設する
最初の口座は、金融庁に登録された国内の取引所で作ります。
スマホで本人確認書類と顔写真を撮影すれば、早い取引所では当日から翌日に口座が使えるようになります。
日本円を入金したら、自動売買の設定に進む準備が整います。
STEP2:自動売買の種類を選んで設定する
積立なら、銘柄・金額・頻度の3つを決めるだけです。
最初は月に数千円程度の、値下がりしても生活に影響しない金額から始めてください。
APIを使うツールをつなぐ場合は、取引所の画面でAPIキーを発行します。
このとき出金の権限は必ず外しておくのが鉄則で、売買に必要な権限だけを付け、接続元のIPアドレスを制限できる取引所なら制限もかけます。
APIキーとシークレットは、パスワードと同じく他人に見せてはいけない情報です。
STEP3:少額で動かして記録をつける
設定が終わったら、少額のまま数週間から1か月ほど動かして結果を見ます。
積立なら、平均の購入価格がどう動いたかを確認します。
ボットやEAなら、利益だけでなく、最大でどこまで含み損が膨らんだかも記録しておきます。
利益よりも最大の含み損のほうが、その設定を続けてよいかを判断する材料になります。
自動売買で得た利益は、手動の売買と同じく税金の対象です。
売買の回数が多いほど損益の計算が複雑になるため、取引の履歴は取引所から定期的にダウンロードして保存しておくと、確定申告の時期に慌てずに済みます。
仮想通貨の自動売買についてよくある質問
仮想通貨の自動売買は違法ではないの?
自分の口座で取引所の積立やボットの機能を使ったり、自分で作ったプログラムで売買したりすること自体は禁止されていません。ただし、他人から資金を預かって代わりに運用したり、売買の判断を提供して報酬を受け取ったりするには、法律に基づく登録が必要になる場合があります。「お金を預ければボットで増やす」という誘いには応じないでください。
自動売買はいくらから始められるの?
国内取引所の積立なら少額から始められます。GMOコインのつみたて暗号資産は500円から、OKcoin Japanの積立は1回1,000円から設定できます。Coincheckのつみたては月1万円からです。最初は値下がりしても困らない金額で始め、仕組みに慣れてから金額を増やすのが安全です。
AIやGPTを使った自動売買ボットで本当に稼げるの?
AIを使ったツールでも、将来の値動きを確実に当てることはできません。過去のデータでは成績がよく見えても、相場の性質が変わると同じように勝てなくなることはよくあります。利益を保証する高額なツールは、トラブルの相談が多い分野なので避けてください。
自動売買で得た利益にも税金はかかるの?
かかります。個人が暗号資産の売買で得た利益は、原則として雑所得として扱われ、ほかの所得と合算して税率が決まります。会社員で給与以外の所得が年間20万円以下なら所得税の確定申告が不要になる場合がありますが、住民税の申告は別に必要です。売買の回数が多いと計算が複雑になるため、取引履歴を保存しておきましょう。
APIキーを安全に扱うにはどうすればいいの?
APIキーを発行するときは、出金の権限を付けず、売買に必要な権限だけにしてください。接続元のIPアドレスを制限できる場合は制限をかけます。キーとシークレットは他人に渡さず、使わなくなったキーは取引所の画面で削除しておきます。
BybitやBitgetの取引ボットはまだ使えるの?
どちらも日本居住者向けのサービスを終える手続きが進んでいます。Bybitは2026年3月23日から決済だけができるモードになり、取引ボットも使えなくなりました。Bitgetは新規の登録をすでに止めており、2026年11月1日から決済専用のモードに移り、取引ボットも使えなくなると案内しています。これから自動売買を始める場所としては選べません。
寝ている間に暴落したらどうなるの?
積立なら、暴落の最中も決めた金額で買い続けるため、平均の購入価格が下がる方向に働きます。一方で、価格の幅を決めて売買するボットは、幅の下に抜けると買ったコインを抱えたまま止まり、レバレッジをかけたEAは強制的に決済されることがあります。ボットやEAを使うなら、損切りの条件や停止する価格を必ず設定しておきます。
仮想通貨の自動売買おすすめまとめ
仮想通貨の自動売買は、積立・取引ボット・EA・APIの4つに分かれ、種類によって使える取引所も必要な知識も大きく違います。
初心者がまず選ぶべきなのは、金融庁に登録された国内取引所の積立で、GMOコインなら500円から、OKcoin Japanなら1回1,000円から少額で始められます。
相場の上下で細かく利益を取りたい人は、MT4やMT5でEAを動かせる海外FX業者や、グリッド取引のボットがあるMEXCが選択肢に入りますが、日本の登録がない点とレバレッジの怖さを理解してから使ってください。
AIやGPTで必ず勝てるとうたう高額なツールは、トラブルの相談が多い分野です。
まずは取引所が無料で用意している機能を少額で動かし、記録を見ながら少しずつ広げていくことが、自動売買で資産を守りながら増やすいちばんの近道です。