仮想通貨の損切りタイミングを決める3つの基準

損切りって、何%下がったら切るって決まってるものなの?
決まった数字はなく、自分の資金から逆算して決めます。
損切りとは、含み損が出ている仮想通貨(暗号資産)を売却して、損失を確定させることです。
損切りのタイミングに「全員にとっての正解の数字」はありません。
資金の大きさ、取引する銘柄の値動きの大きさ、どのくらいの期間で利益を狙うかによって、適切な損切りの位置は変わるからです。
ただし、決め方の型はあります。
損切りの基準は大きく分けて「損失額」「価格」「時間」の3つで、これを組み合わせて決めると、相場が動いたときにも迷わなくなります。
損失額で決める:資金の何%まで失ってよいか重要度:★★★★★
1つ目は、1回の取引でいくらまで損をしてよいかという「損失額」の基準です。
たとえば投資に使う資金が100万円なら、「1回の取引で失ってよいのは2万円まで」のように先に上限を決めます。
この上限は、資金全体に対する割合で考えるのが基本です。
割合で決めておくと、資金が増えても減っても同じルールで取引でき、連敗しても資金が一気になくなることを防げます。
損切りの基準のうち、最初に決めるべきなのはこの損失額です。
価格の基準も時間の基準も、最終的には「この取引でいくら失うか」に置き換えて確認します。
価格で決める:チャートの節目を割ったら切る重要度:★★★★☆
2つ目は、「この価格を下回ったら、買った理由がなくなる」という価格の基準です。
ビットコイン(BTC)を「1,450万円の安値で何度も反発しているから、ここが支えになる」と考えて買ったなら、1,450万円を明確に割ったときが損切りのタイミングになります。
買った理由と損切りの理由をセットで考えるのがポイントです。
直近の安値、移動平均線、何度も止められている価格帯など、自分が根拠にしたチャートの節目を損切りの目安にします。
節目ちょうどではなく少し外側に置くのは、節目付近では一時的に価格が突き抜けてから戻ることがよくあるためです。
時間で決める:想定した期間で動かなければ手放す重要度:★★★☆☆
3つ目は、「想定した期間がたっても思った方向に動かなければ手放す」という時間の基準です。
たとえば「数日以内に上がるはず」と考えて買ったのに、1週間たっても横ばいのままなら、最初の見立ては外れていたと判断できます。
損失が小さいうちに手放せば、その資金を別の銘柄や別のタイミングに回せます。
含み損が大きくないからと何か月も持ち続けると、資金が動かせないまま機会だけを逃すことになります。
短期の取引ほど、この時間の基準が効いてきます。
損失が大きくなるほど取り戻すのが難しくなる重要度:★★★★☆
損切りのタイミングを早めに決めておくべき理由は、損失が大きくなるほど元に戻すのに必要な上昇率が急に大きくなるからです。
| 損失率 | 100万円の残り | 元に戻すのに必要な上昇率 |
|---|---|---|
| −10% | 90万円 | 約+11% |
| −20% | 80万円 | +25% |
| −30% | 70万円 | 約+43% |
| −50% | 50万円 | +100% |
| −80% | 20万円 | +400% |
10%の損失なら約11%の上昇で戻りますが、50%の損失を取り戻すには価格が2倍にならなければいけません。
仮想通貨は1日で10%以上動くこともある市場なので、損切りを先延ばしにするとあっという間に表の下のほうへ進んでしまいます。
損失が小さいうちに切ることが、結果的に資産を守る一番の近道です。
大損を防ぐ仮想通貨の損切りルール5つ

ルールを決めても、いざとなると守れない気がするんだけど?
守れるように、注文を出す前に数字で決めておきます。
損切りの基準が分かっても、実際の取引で使えなければ意味がありません。
ここでは、取引のたびに同じ手順で使える損切りルールを5つにまとめました。
仮想通貨の損切りルール5つ
- 1回の損失は資金の1〜2%までにする
- 損切り価格は注文を出す前に決める
- 損切り価格から取引量を逆算する
- 決めた損切り価格は逆指値で入れておく
- 損切りラインは不利な方向へ動かさない
ルール1:1回の損失は資金の1〜2%までにする重要度:★★★★★
1回の取引で失ってよい金額は、投資資金全体の1〜2%を目安にします。
資金100万円なら1万〜2万円、資金30万円なら3,000〜6,000円です。
小さすぎると感じるかもしれませんが、この水準なら10回連続で損切りになっても資金の減少は約1〜2割で済み、取引を続けられます。
逆に1回で資金の10%を失う取引を続けると、5連敗しただけで資金は約6割まで減ってしまいます。
連敗はどんなに上手な人にも起こるので、連敗しても退場しない大きさに1回の損失を抑えることが損切りルールの土台です。
ルール2:損切り価格は注文を出す前に決める重要度:★★★★★
損切り価格は、ポジションを持つ前、つまり買い注文を出す前に決めます。
買ったあとに決めようとすると、含み損を見ながら判断することになり、「もう少しだけ様子を見よう」と損切りの位置が下がっていきがちだからです。
注文前なら損も得もしていないので、チャートの節目や自分の資金だけを見て冷静に決められます。
「どこで買うか」と同じくらい「どこで間違いを認めるか」を先に書き出しておきましょう。
ルール3:損切り価格から取引量を逆算する重要度:★★★★★
ルール1とルール2が決まったら、その2つから取引量(いくら分買うか)を計算します。
計算式は「1回で失ってよい金額 ÷ 損切りまでの値下がり率 = 取引する金額」です。
ビットコインで計算した例
- 投資資金:100万円
- 1回で失ってよい金額:2万円(資金の2%)
- 購入価格:1BTC=1,500万円
- 損切り価格:1,440万円(購入価格から−4%)
- 取引する金額:2万円 ÷ 4% = 50万円分(約0.033BTC)
損切りの幅を8%に広げたいなら、取引する金額は25万円分に減らします。
このように、損切りの幅を広く取るときは取引量を減らし、狭く取るときは取引量を増やすことで、1回の損失額を一定に保てます。
「なんとなく30万円分買う」のではなく、損切り価格から取引量を決めるのが、損切りを守れる人の共通点です。
ルール4:決めた損切り価格は逆指値で入れておく重要度:★★★★☆
損切り価格を決めたら、買い注文が約定した直後に逆指値の売り注文を入れておきます。
逆指値は「指定した価格まで下がったら売る」という注文で、画面を見ていない間も損切りを自動で実行してくれます。
仮想通貨は24時間365日取引されているので、寝ている間や仕事中に価格が急落することも珍しくありません。
自分の判断で損切りしようとすると、その瞬間に画面を見ていなければ間に合いません。
逆指値の具体的な設定方法は、後の章で手順を追って説明します。
ルール5:損切りラインは不利な方向へ動かさない重要度:★★★★☆
一度決めた損切りラインは、損失が広がる方向へは動かさないと決めておきます。
価格が損切りラインに近づくと「ここを割っても戻るかもしれない」と考えて、逆指値を下にずらしたくなる場面が必ず来ます。
しかし一度ずらすと、次もまたずらすことになり、最初に決めた1〜2%の上限が意味をなくします。
反対に、価格が上がって含み益が出たときに損切りラインを引き上げるのは問題ありません。
購入価格まで引き上げれば、その取引は少なくとも損失では終わらない状態にできます。
損切りできずに大損する原因と失敗例

頭では分かってるのに、なんで損切りってできないの?
損を確定させたくない気持ちが判断をゆがめるからです。
損切りが必要だと分かっていても、実際にできずに大損してしまう人は少なくありません。
原因の多くは知識不足ではなく、感情と取引の組み立て方にあります。
よくある失敗のパターンを知っておくと、自分が同じ道に入りかけたときに気づけます。
損を確定させたくない感情が判断を遅らせる重要度:★★★★★
人は同じ金額でも、利益を得る喜びより損をする痛みのほうを強く感じる傾向があるといわれます。
そのため含み損があると、「売らなければまだ損は確定していない」と考えて、売却を先延ばしにしがちです。
反対に、含み益は「減る前に確定したい」と早めに売ってしまいます。
この結果、利益は小さく、損失は大きくなるという、取引でもっとも避けたい形になってしまいます。
感情そのものはなくせないので、感情が入る前に損切り価格を決めて、逆指値で機械的に実行するのが現実的な対策です。
ナンピン買いで損失を大きくしてしまう重要度:★★★★☆
ナンピン買いとは、価格が下がったところで買い増しして、平均の購入価格を下げることです。
計画的に分けて買うのとは違い、損切りの代わりに買い増しをすると、下落が続いたときの損失が何倍にも膨らみます。
たとえば1,500万円で0.05BTC買い、1,350万円でさらに0.05BTC買うと、平均価格は1,425万円まで下がります。
しかしそこから1,200万円まで下がれば、含み損は22.5万円になり、最初の0.05BTCだけなら15万円で済んだ損失が1.5倍に膨らみます。
買い増しをするなら、それも含めて最初の資金計画と損切り価格の中に入れておく必要があります。
損切り後すぐに取り返そうとして傷を広げる重要度:★★★☆☆
損切りしたあとに「すぐに取り返したい」と考えて、根拠のない取引を重ねるのもよくある失敗です。
取り返そうとするときほど取引量が大きくなり、損切りの幅もあいまいになります。
1回の損切りで失ったのが資金の1〜2%なら、焦って取り返す必要はありません。
損切りが続いた日は取引をやめる、1日の損失が資金の5%に達したらその日は終わりにする、といった休むルールも合わせて決めておきましょう。
暴落時は想定より不利な価格で約定することがある重要度:★★★★☆
逆指値を入れていても、急な暴落のときは損切り価格ちょうどで売れるとは限りません。
逆指値は指定価格に達した時点で成行注文として出されるのが一般的で、そのときの板に買い注文が少なければ、想定より低い価格で約定します。
これをスリッページといいます。
板が薄い銘柄や、重要な経済指標の発表直後、取引の少ない時間帯は特にずれやすくなります。
対策として、値動きの荒い銘柄ほど取引量を小さくし、ずれた分も含めて資金の2%以内に収まるよう余裕を持たせておきます。
損切りできない人に多い失敗
- 買ったあとに損切り価格を考える
- 含み損が出てから逆指値を下にずらす
- 損切りの代わりにナンピン買いを繰り返す
- 損切り直後に大きな取引量で取り返そうとする
仮想通貨の逆指値の設定方法と使える取引所

逆指値って、普通の指値と何がちがうの?
指値は有利な価格、逆指値は不利な価格で発動する注文です。
損切りルールを守るうえで一番頼りになるのが逆指値注文です。
ここでは逆指値の仕組みと、取引所で設定するときの手順、注意点をまとめます。
逆指値は「この価格まで下がったら売る」注文重要度:★★★★★
通常の指値注文は、「1,550万円まで上がったら売る」「1,450万円まで下がったら買う」のように、今より有利な価格を指定する注文です。
逆指値注文はその反対で、「1,440万円まで下がったら売る」のように、今より不利な価格を指定します。
損切りに使うのは、この売りの逆指値です。
| 項目 | 指値注文 | 逆指値注文 |
|---|---|---|
| 売りで指定する価格 | 今より高い価格 | 今より低い価格 |
| 主な使い道 | 利益確定・安く買う | 損切り・上抜けで買う |
| 発動後の約定 | 指定価格かそれより有利 | 指定価格からずれることがある |
買いの逆指値(「1,550万円を超えたら買う」)もあり、高値を上抜けたところで買いたいときに使います。
取引所で逆指値を設定する手順重要度:★★★★★
画面の名前は取引所ごとに少し違いますが、逆指値の設定は次の流れが基本です。
逆指値で損切りを設定する流れ
- 取引所(板取引)の注文画面を開き、銘柄を選ぶ
- 注文の種類で「逆指値」を選ぶ
- 売買の区分で「売り」を選ぶ
- 発動させたい価格(トリガー価格)を入力する
- 数量を入力する(保有している数量以内)
- 内容を確認して注文を出し、注文一覧に残っているか確かめる
注文を出したら、必ず注文一覧(未約定の注文)で逆指値が残っていることを確認しましょう。
数量の入力ミスや、指定した価格が現在の価格より上になっていて注文が受け付けられていない、という失敗はよくあります。
取引所によっては、買い注文と同時に損切りの逆指値を予約できるIFD注文や、利益確定の指値と損切りの逆指値を同時に出せるOCO注文も用意されています。
使える取引所なら、買い注文の時点で損切りまで一度に設定でき、入れ忘れを防げます。
逆指値の価格は節目の少し外側に置く重要度:★★★★☆
逆指値のトリガー価格は、損切りの根拠にしたチャートの節目ちょうどではなく、少し外側に置きます。
たとえば1,450万円の安値を根拠にするなら、1,440万円など、節目から少し離した価格にします。
1,450万円ちょうどに置くと、一瞬だけ下に突き抜けてすぐ戻る動きに引っかかり、「切った直後に上がった」という結果になりやすいためです。
ただし離しすぎると損失が大きくなるので、離した分はルール3の計算で取引量を減らして調整します。
販売所では逆指値が使えないことが多い重要度:★★★★☆
逆指値を使うなら、販売所ではなく取引所(板取引)で売買するのが前提になります。
販売所は取引所が相手になって売買する形式で、注文は成行だけというサービスが多いためです。
たとえばOKJ(オーケーコイン・ジャパン)は、販売所が成行のみで、取引所では成行・指値・逆指値が使えると案内しています。
GMOコインの取引所も、注文方法として成行・指値・逆指値に対応しています。
GMOコインの取引所(現物)は、BTC・ETH・XRPのメイカー手数料が−0.01%で、指値で約定すると手数料を払うのではなく受け取れる仕組みです。
また、Coincheckの取引所(板)は主要21銘柄の手数料がメイカー・テイカーとも0%です。
損切りを逆指値で自動化したい方は、使っている取引所の取引所画面に逆指値があるかを最初に確認しておきましょう。
参考:GMOコイン 取引所
レバレッジ取引の損切りとロスカットの違い

レバレッジ取引ならロスカットがあるし、損切りはいらないんじゃないの?
ロスカットは最後の安全装置なので、頼ると損が大きくなります。
レバレッジ取引では、損切りの重要性が現物取引よりさらに高くなります。
手元の資金より大きな金額で取引するため、同じ値動きでも損失の金額が大きくなるからです。
ロスカットは取引所が強制的に決済する仕組み重要度:★★★★★
ロスカットとは、含み損が膨らんで証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに、取引所が強制的にポジションを決済する仕組みです。
自分で決める損切りとは違い、発動する水準は取引所が決めています。
たとえばGMOコインの暗号資産FXは、証拠金維持率が75%を下回るとロスカットが執行されます。
また、毎営業日6時30分の時点で証拠金維持率が100%未満だと追加証拠金(追証)が発生します。
ロスカットは口座の資金がゼロ以下になるのを防ぐための最後の安全装置で、資金をどれだけ残すかを考えてくれる仕組みではありません。
損切りはロスカットよりずっと手前に置く重要度:★★★★★
レバレッジ取引の損切りは、ロスカットが発動する水準よりずっと手前に置きます。
国内の暗号資産交換業者では、個人のレバレッジは2倍が上限です。
2倍のレバレッジで100万円分のポジションを持つと、証拠金50万円に対して、価格が10%下がるだけで10万円の損失になります。
証拠金から見れば20%の損失です。
ロスカットまで待つと、証拠金の大部分を失ってから取引が終わることになります。
レバレッジ取引でも、損失の上限は証拠金ではなく投資資金全体の1〜2%で考えるのが基本です。
ショートの損切りは買いの逆指値で入れる重要度:★★★☆☆
レバレッジ取引では、価格が下がると利益になる売り(ショート)から取引を始めることもできます。
ショートの場合、損失になるのは価格が上がったときなので、損切りは「この価格を超えたら買い戻す」という買いの逆指値で設定します。
現物取引の損切りと向きが逆になるので、注文の売買区分を間違えないよう注意しましょう。
建玉を持ち続けるコストも損切りの判断に入れる重要度:★★★☆☆
レバレッジ取引では、ポジションを持ち続けるだけで手数料がかかることがあります。
GMOコインでは、毎営業日の朝6時の時点で建玉を持っていると、評価レート×建玉数量×0.04%のレバレッジ手数料が日ごとにかかります。
含み損のまま何週間も持ち続けると、価格の損失に加えてこの手数料も積み上がります。
時間の基準で損切りを決めておくことは、レバレッジ取引でとくに効いてきます。
損切りとロスカットの違い
- 損切り:自分で決めた価格で、自分の意思で損失を確定させる
- ロスカット:証拠金維持率が取引所の基準を下回ると強制的に決済される
- 順番:損切りが先に発動し、ロスカットまで行かないように設定する
損切りで出た損失と税金の関係

損切りした分って、税金を計算するときに引けるの?
同じ年の雑所得の中でなら、利益と相殺できます。
損切りで確定した損失は、税金の計算にも影響します。
2026年10月時点の制度で、個人が知っておきたいポイントを整理します。
損失は同じ年の仮想通貨の利益と相殺できる重要度:★★★★☆
個人が仮想通貨の売買で得た利益は、原則として雑所得になります。
同じ年のうちなら、ビットコインで出た利益とイーサリアムを損切りした損失を差し引きして所得を計算できます。
たとえばBTCで30万円の利益、ほかの銘柄の損切りで10万円の損失なら、仮想通貨の所得は20万円です。
国内取引所の暗号資産のレバレッジ取引の損益も、今の制度では同じ雑所得として合算します。
損失は翌年に繰り越せず、給与とも相殺できない重要度:★★★★☆
仮想通貨の損失は、今の制度では翌年以降に繰り越せません。
その年に使い切れなかった損失は消えてしまいます。
また、雑所得の損失は給与所得と損益通算できないので、損切りしても会社員の給与にかかった税金が戻ってくることはありません。
株式やFXのように損失を3年間繰り越せる商品とは扱いが違うので注意が必要です。
税金のために損切りのタイミングをゆがめない重要度:★★★☆☆
年末が近づくと、利益を減らすために含み損のある銘柄を売却する人もいます。
同じ年の利益と相殺できるので税金面での意味はありますが、税金を理由に取引の判断を大きく変えるのはおすすめしません。
損切りのタイミングは、あくまで最初に決めた損失額・価格・時間の基準で判断し、税金はその結果として考えるのが基本です。
税金の計算や申告の判断に迷う場合は、税務署や税理士に確認しましょう。
仮想通貨の損切りでよくある質問
仮想通貨の損切りは何%下落したらするのがいいですか?
全員に共通する正解の%はありません。1回の損失を資金の1〜2%に抑えることを先に決め、チャートの節目から損切り価格を決めたうえで、その2つから取引量を逆算するのが基本です。値動きの大きい銘柄ほど損切りの幅を広く、取引量を小さくします。
損切りした直後に価格が戻ったら、損切りは失敗ですか?
失敗とは限りません。損切りは「価格が戻らなかったときの大損」を防ぐための保険で、戻ることもある前提で使うものです。ただ、何度も切った直後に戻るなら、逆指値を節目に近づけすぎている可能性があるので、少し外側に置き直して取引量で調整しましょう。
長期保有のつもりで買った仮想通貨でも損切りは必要ですか?
長期保有でも、「この価格まで下がったら見立てを見直す」という基準は決めておくのがおすすめです。余裕資金だけで少しずつ買っている場合は、価格ではなく時間や保有の理由が崩れたかで判断する方法もあります。生活費まで投資しているなら、損切り以前に投資額を見直しましょう。
逆指値を入れておけば、必ずその価格で売れますか?
必ずではありません。逆指値は指定価格に達すると成行注文として出されることが多く、暴落時や板が薄い銘柄では指定より低い価格で約定することがあります。ずれる分も見込んで、取引量を小さめにしておくと安心です。
販売所で買ったコインに逆指値は使えますか?
販売所は成行注文だけのサービスが多く、逆指値は使えないことが一般的です。同じ取引所の取引所(板取引)で同じ銘柄を扱っていれば、保有しているコインを取引所の画面で逆指値の売り注文に出せる場合があります。取引所の注文画面に逆指値があるか確認しましょう。
損切りが続いて資金が減ってきたときはどうすればいいですか?
一度取引を休み、損切りになった取引を見直しましょう。買った理由、損切り価格、取引量を記録しておくと、どこでルールを外れたかが分かります。資金が減ったら、1回の損失額も減った資金の1〜2%に合わせて小さくします。
レバレッジ取引ではロスカットがあるので損切りは不要ですか?
不要ではありません。ロスカットは証拠金維持率が取引所の基準を下回ったときに強制的に決済される仕組みで、発動したときには証拠金の大部分を失っていることが多いです。自分で決めた損切りの逆指値を、ロスカットよりずっと手前に入れておきましょう。
仮想通貨の損切りタイミングまとめ
仮想通貨の損切りタイミングは、「何%下がったら切る」という決まった数字ではなく、損失額・価格・時間の3つの基準を組み合わせて決めます。
最初に決めるのは、1回の取引で失ってよい金額です。
資金の1〜2%を上限にし、チャートの節目から損切り価格を決め、その2つから取引量を逆算すれば、連敗しても資金が大きく減ることはありません。
決めた損切り価格は、注文が約定した直後に逆指値で入れておきましょう。
感情が入る前に機械的に実行される状態を作っておくことが、大損を防ぐ一番確実な方法です。
レバレッジ取引でも同じで、ロスカットに頼らず、その手前で自分の損切りが発動するように設定します。
逆指値を使うには、販売所ではなく取引所(板取引)の注文画面が必要です。
GMOコインの取引所は成行・指値・逆指値に対応しており、日本円の即時入金と出金、暗号資産の送付も無料なので、損切りルールを試しながら取引を続けやすい環境です。