bitFlyerのレンディング「定期貸しコイン」とは

レンディングって、銀行の定期預金みたいなものかな?
形は似ていますが、守られ方がまったく違うので分けて考えましょう。
定期貸しコインは、bitFlyerが2024年12月に始めた貸暗号資産サービスです。
利用者が保有しているビットコインをbitFlyerへ貸し出し、あらかじめ決められた貸出期間が終わったときに、貸した数量と貸借料をまとめて受け取ります。
受け取る貸借料は日本円ではなく、貸した通貨と同じビットコインで支払われます。
売買で利益を狙う取引と違って、価格を予想する必要はありません。
やることは「貸す数量を決めて申し込む」「満期を待つ」の二つだけです。
そのぶん、貸している間は自分の判断で動かせないという制約がつきます。
貸暗号資産は「預ける」ではなく「貸す」仕組み
重要度:★★★★★
まず押さえておきたいのは、レンディングが預金ではなく貸し借りだという点です。
銀行の定期預金には預金保険という仕組みがあり、金融機関が破綻しても一定額までは戻ってきます。
一方で貸暗号資産は、貸した相手が返せなくなったときに元本を守ってくれる制度がありません。
暗号資産の取引所は、利用者から預かった資産を自社の資産と分けて管理する義務を負っています。
ところが貸し出した暗号資産は、いったん相手に渡した「貸したもの」という扱いになります。
貸出中の暗号資産は分別管理の対象から外れますので、事業者の信用力そのものを引き受けることになる点は最初に理解しておきましょう。
だからといって危険なだけのサービスというわけではありません。
国内で登録を受けた取引所が提供しているサービスであり、日本円に換えずビットコインのまま数量を増やせるという利点は他では得にくいものです。
リスクの中身を知ったうえで、失っても生活に響かない範囲の数量で始めるのが現実的な向き合い方になります。
定期貸しコインと定期貸しコインプラスの違い
重要度:★★★★☆
定期貸しコインには、通常の「定期貸しコイン」と、年利率が高い「定期貸しコインプラス」の2つのプランがあります。
違いは受け取れる年利率と、貸出が早期に終了する可能性の有無です。
2つのプランの違い
- 定期貸しコイン:早期終了がなく、満期まで同じ条件で貸借料を受け取れる
- 定期貸しコインプラス:年利率は高いが、貸出が予定より早く終わる場合がある
早期終了は損をする仕組みではなく、貸出が途中で終わった分だけ貸借料の総額が減るという意味です。
満期までの金額をきっちり見込んでおきたい人は通常のプラン、少しでも高い年利率を狙いたい人はプラス、という選び分けになります。
どちらも申込後のキャンセルはできないため、申し込む前にどちらのプランかを必ず確認してください。
ステーキングや積立とはどこが違うのか
重要度:★★★☆☆
同じ「置いておくと増える」サービスでも、ステーキングとレンディングは増える理由が違います。
ステーキングはブロックチェーンの運営に参加した対価として報酬を受け取る仕組みで、レンディングは貸した相手から利息にあたる貸借料を受け取る仕組みです。
bitFlyerはステーキングも提供していますが、対象になる通貨や申込方法はレンディングとは別物です。
ビットコインを増やしたいならレンディング、イーサリアムを持っているならステーキング、というように保有している通貨から選ぶと迷いにくくなります。
毎月決まった額を買い足していく積立は「増やす」ではなく「買う」サービスなので、目的そのものが異なります。
bitFlyerレンディングの利率と貸借料の計算方法

年利率って、ずっと同じ数字じゃないんだ。
募集のたびに決め直されるので、回ごとに条件を見比べる必要がありますよ。
定期貸しコインの年利率は、募集される回ごとに設定されます。
銀行の定期預金のように「この商品はいつでもこの金利」という決まり方ではなく、そのときの環境に合わせて上下します。
過去の実績を並べてみると、その幅がよく分かります。
これまでに提示された年利率の実績
重要度:★★★★★
サービス開始時の第1回と、2026年5月に募集された第4回では、条件が次のように変わりました。
| 項目 | 第1回(2024年12月) | 第4回(2026年5月) |
|---|---|---|
| 申込受付期間 | 2024年12月6日〜12月10日 | 2026年5月29日〜6月7日 |
| 対象通貨 | ビットコイン(BTC) | ビットコイン(BTC) |
| 年利率(通常) | 2.65% | 2.05% |
| 年利率(プラス) | 3.05% | 2.20% |
| 貸出期間 | 最大182日間 | 最大91日間 |
| 最低申込数量 | 0.001BTC(約14,000円) | 1口=0.001BTC(約12,000円) |
| 申込上限 | 公表なし | 10,000口(10BTC) |
| 決定方法 | 抽選 | 抽選 |
第1回の3.05%はサービス開始記念の上乗せ1.5%を含んだ数字で、基本の年利率は1.55%でした。
つまり記念の上乗せを除くと、実力値は2%前後です。
貸出期間も182日間から91日間へと短くなっており、高い年利率で長く貸す形から、ほどほどの年利率で短く貸す形へ性格が変わってきている点は押さえておきたいところです。
参考:株式会社bitFlyer プレスリリース(第4回定期貸しコインサービス)
貸借料は日割りで計算される
重要度:★★★★☆
受け取れる貸借料の計算方法は公式に公開されており、次の式で決まります。
貸借料の計算式
- 貸借料=貸出数量 × 年利率 ÷ 365日 × 貸出日数
たとえば1BTCを年利率3.05%で182日間貸した場合、受け取れる貸借料は0.01520821BTCになります。
年利率がそのまま受け取れるのではなく、貸した日数の分だけ日割りされるのがポイントです。
91日間の募集なら、年利率のおよそ4分の1が実際に受け取れる割合ということになります。
0.001BTCから貸すといくら増えるのか
重要度:★★★★☆
最低数量の0.001BTCから始めた場合、どのくらいの貸借料になるのかを試算してみます。
年利率2.20%・貸出期間91日間、1BTCを1,200万円として計算した目安が次の表です。
| 貸出数量 | 日本円の目安 | 受け取れる貸借料 | 日本円の目安 |
|---|---|---|---|
| 0.001BTC | 約12,000円 | 約0.0000055BTC | 約66円 |
| 0.01BTC | 約12万円 | 約0.000055BTC | 約658円 |
| 0.1BTC | 約120万円 | 約0.00055BTC | 約6,580円 |
| 1BTC | 約1,200万円 | 約0.0055BTC | 約65,800円 |
※日本円の目安は1BTCを1,200万円として換算した参考値です。実際の金額は申込時の価格で変わります。
数字を見て分かるとおり、少額で試すと受け取れる貸借料は数十円の世界です。
0.001BTCで資産が大きく増えることはありませんので、最初は仕組みを体験するための金額と割り切るのが現実的でしょう。
まとまった数量を長く保有していて、当面売る予定がない人ほど効果が出やすいサービスだといえます。
bitFlyerレンディングの申込条件と抽選の仕組み

申し込めば必ず貸せるわけじゃないんだね。
そうです、抽選で当たった方だけが貸し出せる仕組みになっています。
定期貸しコインでいちばん見落とされやすいのが、申し込みが常時受け付けではないという点です。
募集は不定期に行われ、受付期間はおおむね10日ほどしかありません。
そのうえ申込者の中から抽選で貸出者が決まるため、申し込んでも外れることがあります。
申込に必要な3つの条件
重要度:★★★★☆
申し込みの前に、次の条件を満たしているか確認しておきましょう。
申込前に確認したい3点
- 口座開設と本人確認が完了している:申込の条件になっているため、当日の思いつきでは間に合わない
- 貸し出す数量を口座に持っている:最低1口=0.001BTCから、口数の単位で申し込む
- サービスの利用規約に同意している:専用ページで同意の手続きを済ませておく
本人確認は申込当日に終わるとは限りません。
募集期間は10日ほどしかないので、興味があるなら募集を待つ間に口座開設まで済ませておくのが確実です。
抽選制だから外れることもある
重要度:★★★★★
定期貸しコインは申込が多数の場合に抽選が行われ、当選した人だけが貸し出せます。
bitFlyerは第2回と第3回の抽選について「非常に高い倍率となった」と公式に伝えており、人気が高い状況が続いていることが分かります。
抽選の結果はスマートフォンアプリなどで確認でき、外れた場合は貸し出しが行われません。
その回に貸すつもりだった資金はそのまま口座に残るので、外れても損をするわけではない点は安心してよいでしょう。
ただし当選を前提に資金の計画を立てるのは避けてください。
当たったら貸す、外れたらそのまま持っておく、というくらいの構えがちょうどよい距離感です。
募集を逃さないための準備
重要度:★★★☆☆
募集は不定期なので、気づいたときには受付が終わっていたということが起こりがちです。
アプリの通知をオンにしておく、bitFlyerからのお知らせメールを受け取れる状態にしておく、公式の発信を確認しておく、といった準備をしておくと取りこぼしが減ります。
あわせて、申込時に迷わないよう「貸してもよい数量」を先に決めておくのもおすすめです。
受付期間中に価格が動くと判断が鈍りますが、数量で決めておけば価格に振り回されずに済みます。
bitFlyerレンディングの始め方4ステップ

実際の流れはどんな感じなの。
口座開設から満期の受け取りまで、大きく4段階に分かれています。
募集が始まってから貸借料を受け取るまでの流れを、順番に見ていきます。
手続き自体は難しくありませんが、段階ごとに締め切りがあるので前倒しで進めるのが安全です。
申込までの4ステップ
重要度:★★★★☆
申込から受け取りまでの流れ
- 口座開設と本人確認を済ませる:スマートフォンでの本人確認なら最短で当日中に完了する
- 貸し出すビットコインを用意する:日本円を入金して購入するか、他社から送付して口座に置いておく
- 募集期間中に申し込む:専用ページでプランと口数を選び、規約に同意して申込を確定する
- 抽選の結果を確認する:当選するとその数量が貸出中となり、満期まで動かせなくなる
申込を確定したあとのキャンセルはできません。
口数を入力する画面で、いま入力している数量が自分の想定どおりかを必ず一度見直してください。
満期に貸借料を受け取るまで
重要度:★★★☆☆
当選すると、その数量は貸出期間の終わりまで動かせなくなります。
満期日を迎えると、貸した数量と計算された貸借料がまとめて口座に戻ります。
受け取った貸借料はビットコインなので、そのまま持ち続けても、売って日本円にしても構いません。
戻ってきた時点で価格が上がっていれば日本円に換算した資産も増えますし、下がっていれば貸借料を受け取っても目減りします。
増えるのはあくまでビットコインの数量であり、日本円の評価額ではありません。
ここを取り違えると、増えるはずが減ったという受け止めになってしまいます。
途中でやめたくなったときの扱い
重要度:★★★★☆
貸出期間中は、原則として途中解約ができません。
貸している数量は売却も送付もできないため、急に日本円が必要になっても、その分は取り崩せない状態になります。
そのため、生活費や近いうちに使う予定のあるお金で買った暗号資産を貸すのは向きません。
当面は売らないと決めている数量だけを対象にするのが、無理のない使い方です。
定期貸しコインプラスを選んだ場合は貸出が早期に終わることがありますが、これは自分の都合で解約できるという意味ではない点にも注意してください。
bitFlyerレンディングのメリットとデメリット

いいところと気をつけるところを整理したいな。
受け取れるものと手放すものを、並べて見比べてみましょう。
ここまでの内容をふまえて、定期貸しコインの良い点と注意したい点をまとめます。
どちらか一方だけを見ると判断を誤りやすいので、両方を並べて確認してください。
貸し出すことで得られるもの
重要度:★★★★☆
定期貸しコインのメリット
- 買ったまま動かしていないビットコインの数量を増やせる
- 価格を予想する必要がなく、申し込んだら待つだけでよい
- 0.001BTCから申し込めるので少額で試せる
- 国内の登録業者が運営しており、日本語で手続きが完結する
- 貸借料が日割りで計算されるため受け取れる金額を事前に見積もれる
とくに大きいのは、売買の判断を増やさずに済むことです。
価格が上がるか下がるかを当てる必要がないので、相場を見続ける時間が取れない人でも取り組めます。
引き受けることになるリスク
重要度:★★★★★
定期貸しコインのデメリット
- 不定期の抽選制なので、始めたいときに始められるとは限らない
- 貸出中は売却も送付もできず、途中解約も原則できない
- 貸出中の暗号資産は分別管理の対象外で、事業者の信用リスクを負う
- 年利率は募集ごとに変わり、以前と同じ条件で貸せるとは限らない
- 対象がビットコイン中心で、他の通貨では使えない回が多い
いちばん重いのは、貸出期間中に動かせないことです。
暗号資産は短い期間で価格が大きく動くため、下落の局面で売りたくなっても手が出せない状況が起こりえます。
値動きとの向き合い方を先に決める
重要度:★★★★☆
この制約への備え方はシンプルで、保有量のすべてを貸さないことに尽きます。
たとえば保有の半分だけを貸し、残りは自由に動かせる状態で持っておけば、急な下落にも対応できます。
貸出期間の長さも判断の材料になります。
91日間の募集であれば拘束はおよそ3か月なので、182日間の回よりも予定は立てやすくなります。
期間が長い回ほど動かせない時間も長くなりますので、年利率の高さだけで選ばないようにしましょう。
貸借料にかかる税金の扱い
重要度:★★★★☆
レンディングで受け取った貸借料は、原則として雑所得として扱われます。
会社員で給与以外の所得が年間20万円を超える場合などは、確定申告が必要になります。
受け取るのがビットコインであっても、受け取った時点の価格で日本円に換算して所得を計算するのが基本的な考え方です。
少額であれば申告が不要なケースもありますが、判断に迷うときは国税庁の案内を確認するか、税務署や税理士に相談してください。
参考:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて」
bitFlyerと他社の貸暗号資産を比較

他の取引所のレンディングとはどう違うのかな。
年利率よりも、申し込みやすさと期間の違いに目を向けると比べやすいですよ。
国内の主要な取引所は、それぞれ貸暗号資産のサービスを持っています。
条件はかなり違うので、bitFlyerを含めて横に並べて見てみましょう。
| 取引所 | 年率の目安 | 貸出期間 | 最低数量の目安 | 募集方式 |
|---|---|---|---|---|
| bitFlyer | 2.05〜3.05% | 最大91〜182日 | 0.001BTC | 不定期・抽選 |
| Coincheck | 1〜5% | 14〜365日 | 1万円相当 | 常時受付 |
| bitbank | 0.1〜5% | 365日 | 銘柄ごとに設定 | 常時受付 |
| GMOコイン | 1.3〜10% | 1〜3か月 | 0.1BTC | 不定期・募集制 |
| SBI VCトレード | 0.1〜4% | 7日〜 | 銘柄ごとに設定 | 不定期・募集制 |
※各社が公表している条件をもとにした目安です。実際の年率・期間・数量は募集ごとに変わるため、申込の前に各社の公式ページで最新の条件をご確認ください。
常時受付か抽選かで選びやすさが変わる
重要度:★★★★★
表の中でいちばん体感の差が出るのが、募集の方式です。
Coincheckやbitbankはいつでも申し込めるので思い立った日に始められます。
一方でbitFlyerやGMOコインは募集のタイミングが決まっており、待つ時間が発生します。
すぐに始めたいなら常時受付の取引所、条件が良い回を狙いたいなら募集制、という住み分けです。
どちらが優れているという話ではなく、始めるまでの手間をどう考えるかの違いだと捉えてください。
年率の高さだけで決めない
重要度:★★★★★
表の年率には幅があり、上限の数字だけを見ると差が大きく見えます。
しかし上限の年率は特定の銘柄や短い期間の募集に限られることが多く、ビットコインを普通に貸したときの数字とは限りません。
比べるときは、上限ではなく自分が貸したい通貨と数量で実際に適用される年率で並べるのが確実です。
あわせて最低数量も確認しましょう。
GMOコインのように0.1BTCが必要な場合、数万円で試したい人にはそもそも選択肢に入りません。
タイプ別に見たときの向き不向き
重要度:★★★★☆
これまでの条件をふまえると、選び方はおおよそ次のように整理できます。
タイプ別の考え方
- まず少額で試したい:0.001BTCから申し込めるbitFlyer、1万円相当から使えるCoincheck
- 動かせない期間を短くしたい:14日から選べるCoincheck、7日から募集があるSBI VCトレード
- ビットコインをまとめて長く貸したい:期間が長い回のbitFlyer、口数の多いGMOコイン
- 複数の通貨で貸したい:対応する銘柄が多いbitbankやCoincheck
bitFlyerはビットコインの取引量が多く、購入から貸し出しまで同じ口座で完結する使いやすさがあります。
すでにbitFlyerでビットコインを持っているなら、募集が来たときに申し込めるよう準備しておく価値は十分にあるでしょう。
bitFlyerのレンディングでよくある質問
bitFlyerのレンディングはいつでも申し込めますか。
いつでも申し込めるわけではありません。定期貸しコインは不定期に募集が行われ、受付の期間はおおむね10日ほどです。直近の第4回は2026年5月29日から6月7日まで受け付けられました。募集がない期間は申込ページから手続きができないため、アプリの通知やお知らせを確認して次の募集を待つことになります。口座開設と本人確認は募集を待つ間に済ませておくと、受付が始まったときにすぐ動けます。
最低いくらから貸し出せますか。
最低の申込数量は1口にあたる0.001BTCです。日本円に換算すると1万円台前半が目安になります。口数の単位で申し込むため、0.0005BTCのような半端な数量では申し込めません。上限は回ごとに設定されており、第4回は10,000口にあたる10BTCが上限でした。少額から試せる一方で、0.001BTCで受け取れる貸借料は数十円程度になる点は理解しておきましょう。
抽選に外れたらどうなりますか。
抽選に外れた場合は貸し出しが行われず、申し込んだ数量はそのまま口座に残ります。手数料が引かれることもありません。抽選の結果はスマートフォンアプリなどで確認できます。過去の回では非常に高い倍率になったとbitFlyerが発表しており、必ず当選するとは限らない前提で申し込むのが安全です。外れた場合に備えて、その資金を他の用途に回せる状態にしておくと計画が崩れません。
貸している間にビットコインを売れますか。
貸出中の暗号資産は売却も送付もできません。価格が急に上がっても下がっても、満期を迎えるまで動かせない状態が続きます。値動きに応じて売買したい数量は貸さずに残しておき、当面動かす予定のない数量だけを貸し出すのが基本的な考え方です。保有量の全部ではなく一部だけを貸すようにすれば、急な下落にも対応できます。
途中解約はできますか。
原則としてできません。申込後のキャンセルも受け付けられていないため、申し込む前に数量とプランを確認する必要があります。なお定期貸しコインプラスでは貸出が早期に終了する場合がありますが、これはbitFlyer側の都合によるもので、利用者が好きなタイミングで解約できる仕組みではありません。生活に必要な資金で買った暗号資産は対象にしないでください。
貸借料はいつ、どの通貨で受け取れますか。
貸出期間の満期日に、貸した数量とあわせてビットコインで受け取ります。金額は貸出数量に年利率を掛け、365日で割って貸出日数を掛けた金額として計算され、日割りになります。日本円で受け取るわけではないため、受け取ったあとの価格の動きによって日本円に換算した価値は変わります。増えるのはビットコインの数量である点を押さえておきましょう。
レンディングで得た利益に税金はかかりますか。
受け取った貸借料は原則として雑所得にあたり、課税の対象になります。会社員の場合、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になるのが一般的です。受け取った時点の価格で日本円に換算して計算するため、受け取り時の価格を記録しておくと後の手続きが楽になります。判断に迷う場合は税務署や税理士に相談してください。
bitFlyerのレンディングまとめ
bitFlyerのレンディング「定期貸しコイン」は、保有しているビットコインを一定の期間だけ貸し出して貸借料を受け取るサービスです。
年利率は募集ごとに決まり、第1回は最大3.05%、直近の第4回は最大2.20%でした。
貸借料は貸出数量に年利率と日数を掛けて日割りで計算されるため、受け取れる金額は申し込む前に自分で見積もれます。
いちばんの特徴は、不定期の抽選制であることです。
思い立った日に始められるサービスではないので、募集が来たときにすぐ動けるよう、口座開設と本人確認を先に済ませておくのが実際的な準備になります。
貸出中は売却も送付もできず途中解約も原則できないため、当面売る予定のない数量だけを対象にしてください。
貸暗号資産は分別管理の対象から外れ、事業者の信用リスクを引き受ける取引でもあります。
まずは0.001BTCから仕組みを体験し、納得できたら数量を増やしていく進め方が、初心者には無理のない入り方になるでしょう。