メルコインの積立とは?仕組みをわかりやすく説明します

そもそもメルコインって、普通の仮想通貨取引所と何が違うの?
メルコインはメルカリアプリの中に組み込まれたサービスで、売上金やポイントをそのままビットコインに変えられる点が一番の違いです。
仮想通貨の積立というと、まず取引所に口座を作って、銀行から入金して……というイメージがありますよね。
メルコインは、そのステップをほぼ省略できます。
メルカリで物が売れたときの売上金や、貯まったポイントをそのままビットコイン購入に使えるのです。
現金を動かす必要がないので、「仮想通貨に使うお金は決めていない」という人でも始めやすい設計になっています。
メルコイン積立の基本的な仕組み
メルコインの積立は、指定した金額分のビットコインを毎日または毎月のタイミングで自動購入する機能です。
毎回アプリを開いて「買う」操作をしなくてもよいので、忙しい日常の中でも続けやすいのが魅力です。
メルコイン積立の基本情報
- 運営: 株式会社メルコイン(メルカリグループ)
- 対応アプリ: メルカリアプリ(iOS・Android)
- 積立対応通貨: ビットコイン(BTC)のみ
- 最低積立金額: 1円から
- 積立タイミング: 毎日 or 毎月(日付指定可)
- 使える資金: 売上金・ポイント・クレジットカード・銀行振込
取扱銘柄はビットコイン一択です。
アルトコインを積み立てたい場合は、別の取引所を検討する必要があります。
積立と都度購入の違い
メルコインには「都度購入」と「積立」の2種類があります。
都度購入は自分のタイミングで好きな金額を買う方法です。
積立は、あらかじめ金額と頻度を決めておき、自動で買い続ける方法です。
積立の大きなメリットは、「ドルコスト平均法」と呼ばれる効果が得られること。
ドルコスト平均法とは、毎回一定の金額で買い続けることで、価格が高いときは少なく・安いときは多く買える仕組みのことです。
「いつ買えばいいかわからない」という初心者にとって、タイミングを気にしなくていい積立は非常に向いています。
メルコインのセキュリティと安全性
初めて使うサービスに資産を預けるのは、誰でも不安ですよね。
株式会社メルコインは、金融庁に暗号資産交換業者として登録されている正規の事業者です。
利用者の資産は信託保全によって管理されており、万が一の場合でも資産が守られる仕組みになっています。
信託保全とは、取引所自身のお金と利用者の資産を切り離して管理する制度のことです。
メルカリグループというブランドの信頼性も後ろ盾になっています。
スタートアップ系の海外取引所と比べると、国内法に準拠した安心感は段違いです。
とはいえ、仮想通貨自体の価格変動リスクはゼロではありません。
「元本保証ではない」という前提は、積立を始める前にしっかり理解しておきましょう。
メルコイン積立のやり方・始め方を手順で解説

実際にどうやって設定するの?難しい手続きとか必要?
スマートフォンのメルカリアプリさえあれば、最短5分で積立の設定が完了しますよ。
メルコインの積立を始めるには、まずメルコインの利用登録が必要です。
すでにメルカリアカウントを持っている人は、追加のアプリインストールは不要です。
メルカリアプリ内から手続きが完結します。
STEP1:メルコインの利用登録をする
メルカリアプリを開き、下部メニューの「ウォレット」→「暗号資産」をタップします。
初回は「メルコインを始める」というボタンが表示されるので、タップして進みましょう。
利用規約の確認と、本人確認(KYC)が必要です。
本人確認では、運転免許証またはマイナンバーカードを使います。
スマートフォンのカメラで撮影するだけなので、難しい操作はありません。
本人確認の審査には、最短当日〜数日かかる場合があります。
急いでいる人は、早めに登録を済ませておくのがおすすめです。
STEP2:積立の設定画面を開く
本人確認が完了したら、メルカリアプリの「暗号資産」画面を開きます。
「ビットコインを積立する」または「積立設定」というボタンをタップすると、積立の設定画面に進めます。
STEP3:積立金額と頻度を設定する
積立画面では以下の項目を設定します。
設定する項目
- 積立金額:1円以上、1円単位で設定可能
- 積立タイミング:毎日 or 毎月(日付指定)
- 支払い方法:売上金・ポイント・クレジットカード・銀行口座から選択
「毎日500円」「毎月1日に3,000円」のように、自分の生活に合ったペースで設定できます。
少額から始めたい人は、まず「毎日100円」から試してみるのもよいでしょう。
STEP4:設定内容を確認して「積立を開始する」
設定内容の確認画面で金額・頻度・支払い方法を確認します。
問題なければ「積立を開始する」ボタンをタップして完了です。
設定した翌日、または翌月の指定日から積立が自動でスタートします。
積立の変更や停止もアプリ上から簡単にできます。
「やっぱり金額を減らしたい」と思ったときも、すぐに対応できるので安心です。
売上金・ポイントで積立する場合の注意点
売上金やポイントを使う場合、残高が積立金額に満たないと自動的にスキップされます。
「売上金が少ない月は積立されない」という点は、事前に把握しておきましょう。
銀行口座やクレジットカードを組み合わせると、残高不足でスキップされる心配がなくなります。
積立設定の変更・停止方法
積立を一時的に止めたいときや、金額を変えたいときは、メルカリアプリの「暗号資産」→「積立設定」画面から操作できます。
「積立を停止する」をタップするだけで、次回以降の自動購入が止まります。
解約金や違約金は一切かかりません。
「旅行前に一時停止して、帰ってきたら再開する」という柔軟な使い方もできます。
金額の変更は「積立金額を変更する」から1円単位で調整が可能です。
ライフスタイルの変化に合わせて、いつでも見直せる設計になっている点は、長く続けるうえで大きな安心感につながります。
メルコイン積立のメリットとデメリットを正直に比較

便利そうだけど、デメリットとか落とし穴はない?
使いやすさは本物ですが、手数料の高さや取扱銘柄の少なさは知っておいた方がよいですよ。
どんなサービスにも得意・不得意があります。
メルコインの積立も例外ではありません。
良い点だけでなく、気になる点もセットで確認しておきましょう。
メルコイン積立のメリット
- メルカリの売上金・ポイントをそのまま投資に使える
- 1円から始められるので少額テストが可能
- 追加のアプリ不要。メルカリアプリ内で完結する
- 積立の自動化で、価格のタイミングを気にしなくてよい
- 銀行口座への入出金の手間がかからない
- メルカリに馴染みがあれば、UIが直感的でわかりやすい
メルコイン積立のデメリット
- 取扱銘柄はビットコインのみ。アルトコインは買えない
- スプレッド(購入価格と売却価格の差)が広めで、実質的な手数料コストが高い
- 高度なチャート分析や指値注文などのツールはない
- 出金・送金機能が限定的で、他のウォレットへの移動がしにくい
- 積立残高が多くなった場合、管理のしにくさを感じやすい
スプレッドの高さは要注意
メルコインで特に意識してほしいのが、スプレッドの問題です。
スプレッドとは、「買値と売値の差額」のこと。
たとえばビットコインの市場価格が100万円のとき、取引所によっては101万円で買って99万円でしか売れない、という設定になっているケースがあります。
この差額が、実質的な手数料として毎回かかる仕組みです。
メルコインのスプレッドは非公開ですが、他の国内大手取引所と比べると広めと言われています。
少額の積立であれば大きな問題にはなりにくいですが、積立額が増えるほどコスト差が広がる点は認識しておきましょう。
「入口」として使いながら、本格的に増やすなら別の取引所も検討を
メルコインは「仮想通貨への入門口」として非常に優れたサービスです。
売上金でお試し感覚から始めて、ビットコインに慣れていくには最適です。
ただ、本格的に積立額を増やしたい・他の銘柄も試したい、という段階になったら、CoincheckやbitFlyerなどの専門取引所との併用が現実的な選択肢になります。
積立した後の資産はどう管理する?
メルコインで積み立てたビットコインは、メルカリアプリ内の「暗号資産」画面でいつでも残高を確認できます。
取得した時点の価格・現在の評価額・損益の概算も表示されます。
ただし、外部のビットコインウォレットへの送金や、ハードウェアウォレットへの移動は現時点で対応していません。
「自分でウォレットを管理したい」「他の取引所に送りたい」という場合は、メルコインでは対応できない点に注意が必要です。
長期的に大きな金額を積み立てる場合は、出金・送金の自由度が高い取引所を並行して利用することを検討しましょう。
税金の扱いはどうなる?
積立で購入したビットコインを売却して利益が出た場合、その利益は「雑所得」として課税対象になります。
年間の利益が20万円を超えると、確定申告が必要です。
積立中は課税されません。
「保有しているだけ」の状態では税金は発生しないので、長期保有の戦略とも相性がよいです。
売却のタイミングと損益の計算は、年間を通じてこまめに記録しておく習慣をつけておくと、確定申告のときに困りません。
メルコインのアプリ内では取引履歴を確認できますので、CSVのエクスポートなどを活用して管理するとよいでしょう。
メルコインと他の取引所の積立を比較してみた

他の取引所と比べたとき、どこを見ればいい?
はい、CoincheckやbitFlyerも人気の積立サービスを提供していて、手数料や銘柄数がメルコインとは大きく違いますよ。
メルコインだけが積立に対応しているわけではありません。
国内の主要取引所も積立機能を持っており、それぞれに強みが異なります。
下の比較表で、主要な違いを確認してみましょう。
| 取引所名 | 最低積立金額 | 積立対応銘柄 | スプレッド水準 | 入金方法 | 初心者向け度 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
メルコイン |
1円 | BTC(1銘柄) | やや広め | 売上金・ポイント・カード・銀行 | ★★★★★ | 公式サイトへ |
Coincheck |
月1万円〜 | BTC他・複数銘柄 | 標準〜やや広め | 銀行振込・コンビニ・クレカ | ★★★★☆ | 公式サイトへ |
bitFlyer |
月1万円〜 | BTC他・複数銘柄 | 標準 | 銀行振込・クイック入金 | ★★★★☆ | 公式サイトへ |
SBI VCトレード |
月1万円〜 | BTC他・複数銘柄 | 標準 | 銀行振込・クイック入金 | ★★★☆☆ | 公式サイトへ |
比較表から見えてくるポイント
表を見ると、メルコインの「最低1円から」という設定は他の取引所と比べて圧倒的です。
Coincheck・bitFlyer・SBI VCトレードはいずれも月1万円からが積立の最低ラインです。
「まず少額でビットコインを体験したい」という段階では、メルコインが明確に有利です。
一方で、銘柄の多様性という点では専門取引所に軍配が上がります。
イーサリアムやリップル、ポルカドットなどを積み立てたい場合、メルコインでは対応できません。
「何を・いくら積み立てたいか」によって、最適な取引所は変わります。
メルコインが一番向いている人
比較してみると、メルコインは「ハードルの低さ」に特化していることがわかります。
以下のような人には、メルコインの積立がぴったりです。
メルコイン積立がおすすめな人
- メルカリをよく使っていて、売上金が余っている人
- まずは少額から仮想通貨を試したい人
- 専門知識なしで、とにかく簡単に始めたい人
- 銀行口座の入出金手続きが面倒だと感じる人
CoincheckやbitFlyerが向いている人
一方で、次のような場合はCoincheckやbitFlyerへのステップアップが向いています。
他の取引所が向いている人
- ビットコイン以外の銘柄も積み立てたい人
- 毎月まとまった金額を積み立てて、コストを抑えたい人
- チャートを見ながら取引もしてみたい人
- 将来的に別のウォレットへ送金したい人
「まずメルコインで始め、慣れてきたら専門取引所と並行する」という流れが、初心者にとって一番リスクの少ない進め方です。
メルコインと並行して使いたい、国内取引所の積立サービス

本格的に積立をしたいとき、どこの取引所がいいんだろう?
初心者であれば、アプリの使いやすさと銘柄数のバランスが良いCoincheckが最初の選択肢として人気ですよ。
メルコインに慣れてきたら、次のステップとして国内の専門取引所を開設しておくと、選択肢が広がります。
ここでは、積立に使いやすい国内取引所を3つ紹介します。
Coincheck(コインチェック)
国内でもっとも知名度の高い取引所のひとつです。
「Coincheckつみたて」というサービスがあり、毎月1万円から複数銘柄の積立が可能です。
シンプルで直感的なアプリデザイン。
マネックスグループ傘下という安心感も、初心者が選ぶ理由のひとつです。
取扱銘柄はビットコインをはじめ、イーサリアム・リップルなど複数に対応しています。
積立の自動引き落とし設定や積立予約も使いやすく、「毎月○日に自動で積み立てる」という運用が手間なく続けられますよね。
口座開設はオンラインで完結し、最短即日で審査が進むケースもあります。
メルコインと並行して使う最初の専門取引所として、もっとも選ばれやすい一択と言えます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
日本国内でビットコイン取引量No.1を誇る老舗取引所です。
「かんたん積立」サービスを提供しており、毎月1万円から積立が始められます。
セキュリティへの投資と実績は国内屈指で、資金を預けることへの安心感が高いです。
「信頼できる取引所で積立したい」という人には、bitFlyerが最有力候補です。
積立の対象銘柄はビットコインのほかイーサリアム・リップルなどにも対応しています。
また、クレジットカード払いで毎日少額ずつ積み立てる「bitFlyerかんたん積立」も用意されており、細かい設定が好きな人にも向いています。
口座開設数では国内No.1クラスの実績を持ち、初心者からベテランまで幅広く利用されています。
SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード)
SBIグループが運営する取引所で、積立のほかにステーキング(保有するだけで報酬がもらえる仕組み)にも対応しています。
旧DMMビットコインの口座も引き継いでいるため、サービス規模が大きい点も特徴です。
「銀行グループの信頼感が欲しい」「将来的にステーキングも試したい」という人に向いています。
積立の銘柄はビットコインをはじめ、イーサリアムやソラナなど比較的多くの銘柄に対応しています。
入出金手数料が無料の点も、長期積立ではコスト面で有利に働きます。
「積立しながら、ステーキングで利息も得たい」という欲張りな運用を目指すなら、SBI VCトレードは有力な選択肢です。
取引所を選ぶときの3つのチェックポイント
どの取引所にするか迷ったとき、次の3点を基準にすると判断しやすいです。
取引所を選ぶ3つのチェックポイント
- 銘柄数:ビットコインだけでよいか、他の銘柄も試したいかで変わる
- 最低積立金額:月1万円が負担にならないか確認する
- 手数料・スプレッド:取引所形式(板取引)の方がスプレッドを抑えやすい
初心者のうちは、まず「使いやすさ」を最優先にしても問題ありません。
慣れてきたら手数料や銘柄数を意識して、取引所を見直していけば十分です。
メルコイン積立に関するよくある質問
メルコインの積立はいつでも停止できますか?
はい、いつでもメルカリアプリ内から積立を停止・変更できます。「積立設定」画面から「積立を停止する」を選ぶだけで、次回以降の積立が止まります。解約金や違約金は一切かかりません。
メルカリのポイントだけで積立できますか?
はい、メルカリポイントのみでの積立も可能です。ただし積立タイミングにポイント残高が積立金額を下回っている場合、その回はスキップされます。継続して積み立てたい場合は、銀行口座やクレジットカードを支払い方法に設定しておくと安定します。
積立したビットコインはいつでも売却できますか?
はい、積立したビットコインは好きなタイミングで売却できます。メルカリアプリ内の「暗号資産」画面から売却操作が可能です。売却した金額はメルカリの売上金として反映されます。
メルコインの積立に税金はかかりますか?
ビットコインを売却して利益が出た場合、その利益は「雑所得」として課税対象になります。年間の利益が20万円を超える場合は確定申告が必要です。積立中(保有しているだけ)は課税されません。売却したタイミングで損益を計算する必要があります。
メルコインとCoincheckは同時に使えますか?
はい、両方のサービスを並行して利用することは可能です。メルコインでは売上金・ポイントを活用し、Coincheckでは毎月の定額積立をするなど、使い分けることで選択肢が広がります。それぞれ別の登録・本人確認が必要ですが、操作自体は難しくありません。
メルコインは金融庁の登録を受けた取引所ですか?
はい、株式会社メルコインは金融庁に暗号資産交換業者として登録されており、日本の法律に基づき運営されています。利用者の資産は信託保全によって管理されており、安全性への配慮がなされています。
積立の頻度は毎日と毎月どちらがよいですか?
どちらでも積立の効果自体は変わりません。毎日積立は小刻みに購入するため、価格変動のリスクをより細かく分散できます。毎月積立は管理がシンプルで、給与日の翌日など固定タイミングに設定すると続けやすいです。ライフスタイルに合う方を選びましょう。
メルコインの積立まとめ
メルコインの積立は、メルカリの売上金やポイントをそのままビットコインに変えられる、ハードルの低いサービスです。
1円から始められて、アプリ内で手続きが完結するので、「仮想通貨に興味はあるけど難しそうで踏み出せていない」という人にぴったりです。
一方で、取扱銘柄はビットコインのみ・スプレッドはやや広めという制限もあります。
本格的に積立を増やしたい場合は、CoincheckやbitFlyerなどの国内専門取引所と組み合わせるのが、コストとリスクのバランス的にも賢い選択です。
まずはメルコインで少額から試してみて、慣れてきたらCoincheckの口座を開いてみる、という順番で進めてみてください。
どちらも口座開設は無料で、難しい手続きはありません。